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京阪鉄コレ1900系 Nゲージ化 ~その3~ [模型]

2010年5月30日の日記

もうじきDデーですね~~。なんて言ったって今どきの若い人は"?" ですけど。

1944年6月,連合軍の反攻のため,フランス・ノルマンディー海岸への上陸作戦を目前にして,暴風雨が2日間つづき,ずっと足止めを食っていました。

こっちも先週の日曜からずっと3日間雨でまいりました。何か,当時のアイゼンハワーの気持ちがよくわかりました.....って!?。ようやく今日は晴れで,今日から京阪鉄コレ1900系用の中間車と,1810系を塗り始めます。

まず,Mc-Mcの2両編成の鉄コレに組み込む中間車なので色をあわせないといけません。本来なら,京阪特急色はGMの近鉄特急色(オレンジ)と赤2号の組合せ,というのが定番なのですが,これだと黄色が赤っぽすぎ,今回の鉄コレに合いません。また,赤も鉄コレのはかなり彩度が低く,暗い感じなので,赤2号では合いません。おまけに,今回の中間車は人工木材製ということもあり,プラ製と異なり,発色がかなり変わってしまうので,プラ用の色とは少々組合せを替えないといけないようです。

と言う次第で,前回,人工木材の試験片にいろいろ色を塗って確かめてみました。

色見本.jpg 

試験片。上段最右がモリタの赤7号,下段最右がクレオスの水性クリームイエロー。

黄色については,近鉄オレンジの他,黄燈色や純正の黄色,ガンダムカラーの黄色などを確かめましたが,どれもあまりいい感じではありません。結局,クレオスのMr.ホビー水性カラーのクリームイエローにしました。赤はモリタの赤7号がぴったりのようです。

水性ホビーカラー, モリタ赤7号.jpg

ただ,水性カラーは乾燥が遅く,塗膜もはがれやすいので注意が必要です。水性と言っても水で薄めるとうまく行きません。専用の薄め液を使いますが,これ,匂いから言ってアルコールですね。燃料用のメチルアルコールを使っている人もいるようです。

京阪1900-8.jpg

                    仕上がりを並べてみました。

例のアサヒペンの木部用プライマーを塗った後,サーフェーサを塗って,それから水性の黄色を塗りました。その後,赤7号を塗ります。

ただ,がっかりで,黄色はちょっと黄色すぎました。どうも人工木材にじかに塗れば鉄コレの黄色に近い色だったのですが,サーフェーサを塗ったため,地色の白のせいでかなり黄色く仕上がってしまいました。黄色は水性に限らず,隠蔽力が小さいので,やっぱり下地の色はかなり考えないといけません。赤はモリタの赤7号がぴったりです。

京阪1810-1.jpg

ついでに,1810系も作っています。前面はBトレ1900系についていたおまけを使いました。ガラスははめ込みじゃなく,透明ABS樹脂に塗装しないことで表現してあるので,マスキングゾルでガラスだけマスキングして黄色を塗りました。

さて,次回は屋根と床下を作っていきます。まだまだパリは遠い......。


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ニホンミツバチ [紀行]

2010年5月3日の日記

GWに北陸の田舎に帰っていました。さすがに特急「雷鳥」が臨時で運転されましたが,たくさんの人出でしょうし,あきらめて家にいました。どうも臨時「雷鳥」の運転もこれが最後,のようです。その昔散々撮ったので,まあいいか,という気もしますが,残念です。

5月2日の夕刻,に田舎でゆっくりしていますと,家内が庭にハチがたくさん飛んでる,というので見に行くと,それこそヒッチコックの「鳥」みたいに西の方角にハチが飛び回っています。一見吹雪みたいな感じです。すぐに分蜂だと気づきました。

分蜂というのは春に女王蜂が生まれ,分家する現象のことですが,出て行くのは生まれた娘ではなく,母親の方です。新居が見つかるまで,どこかにひとかたまりになって集まるので,びっくりした人が駆除業者を呼んだりするようですが,数時間でいなくなるので多分,業者の人も自然現象だから,と取り合わないと思います。もちろん,シューッとなんてしてはいけません。静かに見守ってあげましょう。

私も庭のどこかにひとかたまりになった塊がある,とにらんで探してみますとカエデの木にひとかたまりになっていました。

100503_1434~001-1.jpg 分蜂球と言うらしいです。

近くへ寄って観察してみるとお腹の黒い,ニホンミツバチで,とても貴重です。分蜂の時期は働き蜂はおとなしく,お腹が膨れているので人を攻撃することはないということなので,子供たちを連れて見に来ました。子供たちはおそるおそるでしたが,不思議な現象に立ち会えて面白かったと言っていました。

聞いていた範囲では数時間でいなくなる,ということでしたが,結局,ひと晩この状態で,翌朝,見てもまだこの状態でした。

ところが,10:00頃に見てみるときれいにいなくなっていました。どこか,いい場所を見つけたのでしょう。バイバイ。元気でね~~。

 


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京阪1300系,1700系を作る ~その1~ ハンダ付け講座 [模型]

2010年5月23日の日記

今日から3日間雨の予報。これではせっかく買ってきた京阪の鉄コレ1900系の塗装ができません。仕方ないので,しばらく放置していた銘わぁくすの京阪1300系,1700系を再開します。これでは本当に天気待ちですね.....。

ご存じ,京阪の1300系は終戦直後の輸送力不足を補うため,大手私鉄には地方私鉄への車両の供出が呼びかけられ,京阪も多数の小型車を地方私鉄に譲渡しました。その穴埋めとして,運輸省標準型の規格統一車両が1948年に投入されました。規格統一のため,車体サイズは大型で,2720mmもあるため,ホームを削ったりするなど大変な作業が必要でしたが,おかげで京阪の車体は大型化し,後の輸送力増強に大いに寄与しました。ただ,幕板が広く窓が低いし,正面は折妻じゃなくて丸妻で,従来の京阪の電車とはデザインが異なるのでやっぱり異色の車両です。

1952年に特急用として,3両が特急対応のため,塗色が変更され,赤と黄色の京阪特急色に塗り替えられましたが,室内はロングシートのままです。単独で特急として運用されることはほとんどなく,1700系や1000系との併結が主体だっただろうと思います。今回のもこの塗色にしようと思います。

一方,1700系は1951年から製造され,最初から特急用として計画されたためクロスシートでした。デザインは後の1800系や1810系と同様のスタイルで,同じ17m車の1800系との違いは前照灯が普通の丸形というくらいです。

どちらも1900系鉄コレの完成に合わせて整備し,一緒に走らせよう,という計画です。

京阪1300,1800-2.jpg 銘わぁくすの京阪1700系キット

さて,銘わぁくすのキットの方は残念ながら? 真鍮製でハンダ付けしないといけません。銘の説明書には接着材で組み立ててください,と書いてありますが,これでは強度不足で,ハンダ付けしないと完成後にぽろっと妻板が外れたり,とんでもない目にあいかねませんので,最初から私はハンダ付けで取り組んでいます。

と言う次第で,今日はハンダ付けの話をしましょう。

まず,鉄道模型では電子工作と違い,ハンダ付けのやり方も結構異なります。そもそも,鉄道模型は鈑金工作である訳なので,はんだごてもワット数が異なり,60~100Wくらいのが必要です。Nだと60Wくらいでも十分かもしれません。HOでは80W以上が必要でしょう。また,ハンダは電子工作用のヤニ入りのものは使えません。その反対に,電子工作ではフラックスは基本的に不要ですが,鉄道模型ではフラックスが必要です。

ハンダですが,電子工作マニアなので,電子工作用としては米国の名門Kester社のを愛用しています。スズ60%,鉛40%の,昔は本当に定番だったハンダです。最近は鉛フリーと称して,鉛の代わりにビスマスや銀などを使ったハンダが推奨されていますが,アマチュアは使わない方がいいと思います。通常のスズ-鉛ハンダが183℃に対して鉛フリーハンダは融点が20~40℃ほど高く,専用のこてが必要です。といって,鉛フリーハンダ用のこてなんて探さないと売っていませんし,温度が高いので電子回路の場合は気をつけないと半導体が壊れたりします。

実を言うと,この件で,今後,鉛フリーハンダによる電子回路の故障が続出するんじゃないかと危惧しています。融点が高いため,ハンダ付け不良や半導体故障が出てTVや電子機器の故障が出そうです。まあ,TVくらいなら火災にならない限り,人が死ぬようなことはないと思いますが,自動車でこのような故障が出るとこわいですね。とても心配しています。

鉄道模型用も同じで,鉛フリーハンダじゃなくて通常のスズ-鉛ハンダを使いましょう。RoHs指令なんてくそ食らえ! なんて言っちゃいけませんが,アマチュアには困りものです。少なくとも鉛蒸気による中毒が懸念されると言っても,ラジオ少年や模型マニアが鉛中毒になった,なんて聞きません。私も中学の頃から毎日はんだごて握っているので,鉛中毒になってもおかしくないですが,何とも問題ありません。

ハンダ-7.jpg ハッコーのヤニなしハンダ

ちょっと脱線してしまいましたが,鉄道模型用にはヤニなしのハンダを使います。ヤニというのは昔は本当に松ヤニを使ったからですが,フラックスの1種で,ハンダを溶かした後,銅の基板に広がりやすくするためのものです。"濡れ" なんて表現します。このとき,鉄道模型ではサーッと周囲に広がらないといけないのですが,電子工作用の場合,あまり周辺に広がってもらっては困るので,適当にこての周辺だけ広がる性質のものの方がよく,ヤニが使われます。これでは鉄道模型用としては不都合です。おまけにヤニ自身が固まって固形物になってしまうので,あとからヤスリで削らないといけませんので,鉄道模型用としては使えないのです。

ところが....。秋葉原なんかでヤニなしのハンダを探しても売っていません。特に,私の場合,500gか1kgくらいの"巻" でほしいのですが,秋葉原の工具屋さんなんかで聞いても,「ああ,ヤニなしだと注文になっちゃうなぁ。」と言われる始末。といって,模型屋さんで買うと巻ではなく,細長い針金みたいなのを袋に入れて売っているだけで,これだと鉄道模型ではたくさん使うので,しょっちゅう買いに行かないといけなくなります。

困ったな,と思っていたらなんのことはない,ハッコーさんが巻で売っていました。FS-404-02というのがそれで,500gの巻になっています。もちろん,鉄道模型用なんて売っておられるわけではなく,ステンレス用として売られています。むしろ鉄道模型用なんて訳じゃないので安価です。

ハンダ-4.jpg マッハ模型の塩化亜鉛溶液

鉄道模型にはフラックスとして塩化亜鉛が使われます。マッハなどで売っています。これは結構よく,塗った範囲にサーッとハンダが広がるのは感動的です。ただ,気をつけないとくっつけなくてもよいところまでくっついてしまいますので,くっつける範囲だけ塗るよう注意してください。また,模型屋さんで売っていない場合はさっきも書きましたが,ヤニなしハンダはステンレス用ハンダなので,フラックスも同じです。DIYショップで売られているステンレス用フラックスが使えます。

ハンダ-5.jpg

    呉竹のフィス水筆ペン

さて,次はこのフラックスをどう塗るか,なのですが,面相筆だと一回ずつ瓶に筆を入れないといけませんし,うっかりして瓶をひっくり返してしまう問題もあります。そこで,最近は呉竹のフィス水筆ペンを使っています。水色の柄がタンクになっていて,普通はここに墨汁を入れて使います。webで調べたら皆さん使っておられるようです。もちろん,ハンダ付け用じゃありませんので,呉竹の社員さんが見たらびっくりするでしょう。塩化亜鉛に侵されないのか,という気もしますが,1年放っておいても大丈夫でしたので,大丈夫でしょう。専用のハンダフラックス用と称する専門の工具メーカ製のもあるのですが,高価ですのでこれを愛用しています。

ハンダ-6.jpg

こんな風に使います。非常に具合がいいです。 ついでですが,下にベーク板を置いています。耐熱性が高いので,便利です。木だと焦げてしまいますし,アルミ板なんかだと熱が伝わって作業中に火傷しますしね。ベーク板もこてを長くあてていると焦げてしまいますのでご注意ください。

再びはんだごて。実はなかなかうまく行きません。さっきも言いましたように,ワット数が大きいので,こて先の温度が高くなり,すぐにこて先が酸化してしまいます。こて先は銅でできていることが多いので,酸化銅で覆われてしまうことになるのですが,酸化銅自体はもう金属じゃないので,熱伝導率が大幅に小さく,こて先表面の温度が下がってしまってハンダが溶けてくれません。

ハンダ-1.jpg こんな風になったらおしまいです。こて先をヤスるしかありません。

こうなったらこて先をヤスリがけしてまたこて先をきれいにすればOKですが,下手すると1時間ごととか,作業ごとにやらないといけません。それで,諸先輩方はスライダックなんかを使って温度調整をうまくやってこて先の温度が上がりすぎないようにしておられるようなのですが,これに気づくのにすごく時間がかかりました。

と言う次第で,頭にきてこて先自体を変えてしまいました。ちゃんと耐食こて先というのが売られていますので,早速使ってみました。電子工作用のは以前から使っていますが,このようにワット数の大きいもののやつは初めてです。

ハンダ-2.jpg

ハッコーの80WはんだごてNo.780。こて先は耐食タイプのものに替えました。

なかなか具合がよいです。いつまでたっても酸化せず,ハンダはスムーズに溶けてくれました。やっぱこて先を替えておくのが正解です。

ところではんだごてと言えば,赤い柄のアカエが有名で,"とれいん" などでよく使われているのを見ますが,いいですねぇ。とうの昔に廃業してしまったようなので,入手はむずかしいです。古い工具屋さんを探して在庫を探すしかないですが,何とか40Wのやつは入手できたので,ラジオ工作なんかに使っていますが,鉄道模型用の80W~100Wのを探しています。

ハンダ-3.jpg  ホーザンのハンダ温度調節器。

とはいえ,ついでにホーザンのハンダ温度調節器H-17を買いました。80%くらいの調節位置でうまい具合でした。電子工作マニアなので,このような温度調節器くらい,作ってしまってもいいのですが,こんなに小型にできないのであっさり買ってしまいました。1台あると非常に便利です。値段も安いですしね。

京阪1300,1800-1.jpg

と言う次第で,ここまで完成しました(手前:1300,後ろ2両:1700)。つづきはまた次回


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京阪鉄コレ1900系 Nゲージ化 ~その2~ [模型]

2010年5月23日の日記

京阪の鉄コレ1900系をNゲージ化しようとしています。ようやくモデラで作った中間車を塗装開始します。

前回,人工木材の塗装をする際に下地塗料が必要と書いていましたが,やっぱり効果抜群で,サーフェーサを塗ったら違いは歴然でした。

京阪1900-6.jpg

             アサヒペンの木部用プライマーを塗ったところ。

妻面はBトレの1900系を使いますが,どうしてもすき間ができるのでエポキシパテで埋めました。その後,サーフェーサを塗りました。

京阪1900-7.jpg

サーフェーサを塗るとこんな感じです。下地塗料を塗らないとどんどんしみ込んで,いつまでたっても白くなりません。これならプラ模型と同じ感じです。

と言う次第で,今週は塗装を,と考えていましたが,日曜から雨。また晴天待ちです。

 


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京阪鉄コレ1900系 Nゲージ化 ~その1~ [模型]

2010年5月16日の日記

いよいよ,先月末に京都まで出かけて何とか購入できた,京阪1900系のNゲージ化に取り組みます。

問題は,この鉄コレはMc2両セットなので中間T車がありません。やっぱり,大手私鉄の特急ですから,Mc-Mc2両で運転するのは寂しいので,何とか中間車を作りたいと思います。

そこで,昨年,友人に作ってもらった人工木材製の中間車を出してきました。これ,実は1900系3両編成を作ろうと,自分で3次元CADで図面データを製作し,モデラを持っている友人に人工木材で削り出ししてもらったものです。人工木材というのはおがくずなどを樹脂で固めた材料で,ケミカルウッドなどとも呼ばれます。むしろ,天然木材にありがちな経年によるそりや変形がない上,木目もないのでNC加工しやすく,結構模型の材料によく使われています。

rhinoceros.jpg 3次元CADで図面を描いてモデラで製作します。

ところが,せっかく作ってもらったのに,難問があり,そのまま中断してしまっていました。

難問というのは塗装のことです。この材料のまま,塗料を塗ってしまうと,木材なので塗料を吸い込んで,なかなか色がつきません。いつまでたっても地色の人工木材の色が透けて見えてきます。それで,どんどん厚塗り,ということになってしまい,仕上がりはボッテリと相当な厚化粧になってしまいますし,仕上がりはつやが全くないのも難点です。下地にサーフェーサを吹いてもぜんぜんダメで,何とかならないかと考えていました。

しかし,よく考えてみたら金属材料の場合はさび止めや剥離防止のための下地塗料を塗るわけですし,木材の塗装のときも普通の塗料だとしみこんでしまうので,オイルステン仕上げなどではなく,塗料を塗る場合は何らかの下地塗料を塗るはず,と考えて調べてみたらまさしくその通りで,木材用の下地塗料がありました。

そこで,DIYショップへ行ってみますと確かに木材用の下地塗料というのがありました。普通は,木材はオイルステンかニス塗りで仕上げるようなので,あまり下地塗料というのは売っていませんが,探すと確かにありました。表面に樹脂の皮膜を作り,仕上げ塗料の吸込を防止します。また,缶入りだとエアブラシで塗らないといけませんが,幸い,スプレーもあります。アサヒペン製の木部用プライマーというのがそれで,使えそうです。

木部用プライマー.jpg アサヒペンの木部用プライマー。スプレーなのがいいです。

京阪1900-3.jpg

早速塗ってみました。塗ったもの(上)はテカテカとつやがあり,表面をコーティングしているのがわかります。

さて,いよいよ中間車を作ります。妻面はBトレの京阪1900系用のを使います。図面はこの妻面に寸法を合わせてあるので,若干本物とは異なります。京阪1900のBトレは結構プレミアもついているようなので少々もったいない気もしますが,当方はBトレには興味がないので,改造ネタにしてしまいます。

京阪1900-1.jpg Bトレ京阪1900の妻板

背面に車体や台枠と結合するためのリブがありますので,削ります。残念ながらBトレはABS樹脂製ですが,鉄コレなどと違って柔らかく,このまま車体を加工してNゲージ化するのは強度上,むずかしそうです。また,ABS樹脂なので接着がむずかしいですが,車体との接合はこの前買ってきた難接着材料用のエポキシを使います。

京阪1900-2.jpg

   セメダイン社の難接着材料用エポキシ接着材EP001N。ABS樹脂も強力に接着できます。

京阪1900-4.jpg

車体製作中に,色の研究もしました。人工木材にプライマーを塗って,その上から塗ってみました。

赤2号(上段左から2つめ)と近鉄特急のオレンジ色(下段左から2つめ),というのが京阪特急の色とされていて,赤は実物ぴったりだと思います。ところが,オレンジはいいものがありません。近鉄特急に黄色を混ぜないといけないようです。赤については,実物は赤2号でよいと思いますが,今回の鉄コレのMc車と連結することを考えると,もっと暗い色にしないといけません。本来,京阪特急はもっと明るい色のようですが,この鉄コレは彩度が低く,暗い色です。もっとも,悪い色だとは思いません。古い1900系にはむしろ,この色の方がぴったり来る感じです。色についてはもっと研究が必要な感じです。モリタの赤7号(上段一番右)が近い感じです。

京阪1900-5.jpg

ついでに1810系も製作中です。前面はBトレを使います。ウィンドシルはt0.5のプラ板を使いました。ドアだけ,t2.0のプラ板からモデラで加工しました。

これから,接合面をエポキシパテで埋めて接合面をきれいにして塗装に入ります。

【おまけ】  京阪特急の資料

京阪の資料には最近発売された「京阪電車 車両の100年」がいいですね。某掲示板で,イラストじゃなくてカラー写真の方がいい,なんて書き込みがありましたが,カラー写真はすでに40年以上経過しているので,正式な色を再現していないでしょうから,イラストの方がよいでしょう。

京阪電車車両の100年.jpg

rail no.73.jpg 

これも出ていますね。アマゾンですでに品切れで慌てて大きな本屋さんへ駆け込んで入手しました。

とれいん'00.10.jpg

あと,とれいんの2000年10月号No.310が京阪特急50年を記念した特集号で,HOゲージの1300系や1800系などの自作記事が出ています。過去の京阪の特急編成表はとても参考になります。古本屋で見つけたら買っておきたいです。当方も古本屋さんで買いました。

 


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KATO DD51 JR貨物A更新車入線 [模型]

2010年5月15日の日記

先日,近所の模型屋さんが通常,20%引きで売っているTomixのDD51貨物A更新車をさらに20%引きで売っていました。買おうかどうか迷いましたが,スノープラウがついていないのが気になり,見送ってしまいました。買っておけばよかったかなと思っていたら出張で上京した際にのぞいた模型店でKATOの同じ更新車を売っていたので思わず買ってしまいました。KATOの方はちゃんとスノープラウがついていて,ディテールも優れているようです。

DD51 A-1.jpg 

オリジナルの状態。5歳の愚息に押さえてもらいました。前照灯が点灯したときにはすでに動いてしまった後なので,こうしないと写真が撮れません。前照灯はオレンジ色です。

JR貨物のDD51はすでに経年40年程度となっていて,車体のゆがみや配管の錆など,相当傷んでいると思います。そこで,2002年からエンジンを換装しないA更新とエンジン換装を行う,B更新が行われています。前者は当初は青15号を基本とする塗色でしたが,2004年から赤を基本とする塗色に変わってきています。この前のマイクロエースのがそうですね。B更新は北海道だけなので本州ではなじみがありませんが,A更新の最近の赤い塗装に似ているものの,DF200みたいな濃いねずみ色と赤を基本とする塗色で,また違った色になっています。

青いA更新車はちょくちょく見かけますので,とてもかっこよいと思いました。ところが,前述のように最近は赤い塗色に変わってきていますから珍しくなりつつあります。模型の方もKATOのはほとんど見かけなくなってきており,KATOのA更新車があれば,と思っていました。

早速テストします。店頭で確認しましたが,予想通り,前照灯はオレンジ色。停止中はPWM方式のコントローラを使っても点灯しないので,早速改造します。

以前,KATOの800番台を購入したときに,同様に改造していますので簡単だと思いました。ところが,バラしたときにびっくりで,内部は異なります。800番台は前照灯はチップタイプでしたが,A更新車はφ3mmのリードタイプのLEDです。むしろこっちの方が電球色LEDを使えるので便利です。800番台は2007年9月,A更新車は2006年2月の発売で,時期が異なるので設計も違っているようです。

DD51 A-2.jpg 

                 ボディをばらしたところ

例によって,チップのコンデンサがついていて,このせいで停止中に前照灯が点灯しませんので,撤去します。また,電球色に限らず,白色など青色チップを使っているものは非常に輝度が高く,もとの電流制限抵抗(KATOは560Ω)のままだと明るすぎるので,1kΩに変更しました。

DD51 A-3.jpg 前照灯はオレンジ色です。

DD51 A-4.jpg

        電球色LEDに交換してテストしています。

DD51 A-5.jpg

                やっぱ,こうですよね~~~。

DD51 A-6.jpg 非常にいい感じです。

カプラーは機関車用のNカプラーに交換できるようになっていますが,あまりに巨大なのでナックルカプラーに変更しました。

どうもこの塗装はあまりに目立ちにくく,不評だったのか,現在は赤い塗色に変わってきています。ナンバーは愛知機関区所属の856号にしましたが,これも実車は赤い塗色に変わってしまったようです。青い塗装は今あるもののみ,という感じなので模型の方も再発売はないかもしれません。また,実車の方も早く撮影しておこう,と思います。

 


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Tomix 50系客車整備 [模型]

2010年5月5日の日記

前回に引き続いて,Tomixの"なつかしの磐西客レ" セットに入っていた50系客車を整備します。

マイクロエース室内灯7.jpg 

   整備後の姿。室内灯をつけてHゴムと戸当たり金を塗りました。いい感じでしょ?

50系客車を所有するのは初めてですが,DD51 3つ目同様,製品自体が古いので,少々ディテールが寂しいです。何かちょっとおかしい感じがするのでよく見てみたら,窓のHゴムがすべて塗られていません。これをちょっと色差ししてやるとずいぶん感じが変わるはずです。

車番はインレタになっていて,クリヤで保護するので,結局,車体をバラさないといけないのでついでにHゴムも塗ってやります。それにしても車番がインレタなのは困りもの。特定車番を作る人以外は最初から印刷してあってもいいんではないでしょうか。インレタだとどうしてもはがれてしまうのでクリヤで保護してやらないといけませんが,窓ガラスをそのままにしてクリヤを吹いてしまうと"曇りガラス"? になってしまうので,結局ガラスを外すために車体をバラさないといけません。

でも世の中にはうるさい人がいて,絶対インレタじゃないとダメ,と言う人がいますし,むずかしいところですが,以前,職場の同僚が,自分の作った103系を運転会で走らせていたら,「この車番のやつはこの色じゃない」と指摘するやつがいて,ものすごく頭にきた,と言っていました。私はこの同僚に同感です。模型を作った,と言うことが大事なのに,些末なことを指摘して自分の方がえらいなんて自慢するやつは模型を楽しむ資格はありません。自分の少々の知識を自慢したいだけなんですよね....。

ちょっと脱線してしまいましたが,Hゴムと戸当たり金をカラス口で塗りました。塗料はエナメルを使いたいところですが,粘性が低く,はみ出しますので普通のプラ用塗料を使います。もしはみ出たら数分後につまようじでこすると修正できます。うっかり地色がはがれたらさすがにタッチアップしますが,最初からタッチアップすると修正が目立ちますので,つまようじ作戦? が最初です。あとはインレタの車番をつけてクリヤ塗装しました。クリヤはGMのクリヤだとテカテカとつやがありすぎるので,タミヤのTS-79セミグロスクリヤーを愛用しています。

さて,ついでに室内灯をつけようと思います。

残念ながら近所の模型屋さんにはTomixの室内灯がなかったので,マイクロエースの幅狭白色LEDタイプを使用しました。マイクロエースのはTomixと互換性があります。

ただ,互換性があるとは言ってもかなり加工が必要です。

マイクロエース室内灯.jpg 使用したマイクロエースの白色室内灯

マイクロエース室内灯1.jpg 中央にLEDが2つあり,前後を照らします

マイクロエース室内灯4.jpg

↑ の写真のように,Tomix の50系客車には屋根に丸いリブがあり,これを外さないと室内灯が車内にはみ出してみっともないので,導光材にφ4mmの穴を開ける必要があります。また,かなりカットしないといけません。意外にきちんとやるにはむずかしいので,CADで図面を描きました。

マイクロエース室内灯8.jpg

Tomixの室内灯もそうですが,床の導電板と通電させるためのスプリングの位置が悪く,ガラスから丸見えなのは大いに減点。何でもっと端にできないのでしょうか。KATOのだとほとんどこの部分は見えませんが。また,このせいでスプリングより上図で言うと右側には導光材がなく,この部分は照らしてくれません。

マイクロエース室内灯5.jpg

            Hゴムが入るととても実感的ですね。

点灯させるとこんな感じです。とてもいい感じですが,どうしても導光材が短くてデッキ部分は照らしてくれません。それに導光材が車外から丸見えで,どうしようもありません。まあ,客室部分は明るいのでいいとしましょう。

DD51 745-21.jpg

        3つ目のDD51 745と。本線試運転です。


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