Tomix 50系客車整備 [模型]
2010年5月5日の日記
前回に引き続いて,Tomixの"なつかしの磐西客レ" セットに入っていた50系客車を整備します。
整備後の姿。室内灯をつけてHゴムと戸当たり金を塗りました。いい感じでしょ?
50系客車を所有するのは初めてですが,DD51 3つ目同様,製品自体が古いので,少々ディテールが寂しいです。何かちょっとおかしい感じがするのでよく見てみたら,窓のHゴムがすべて塗られていません。これをちょっと色差ししてやるとずいぶん感じが変わるはずです。
車番はインレタになっていて,クリヤで保護するので,結局,車体をバラさないといけないのでついでにHゴムも塗ってやります。それにしても車番がインレタなのは困りもの。特定車番を作る人以外は最初から印刷してあってもいいんではないでしょうか。インレタだとどうしてもはがれてしまうのでクリヤで保護してやらないといけませんが,窓ガラスをそのままにしてクリヤを吹いてしまうと"曇りガラス"? になってしまうので,結局ガラスを外すために車体をバラさないといけません。
でも世の中にはうるさい人がいて,絶対インレタじゃないとダメ,と言う人がいますし,むずかしいところですが,以前,職場の同僚が,自分の作った103系を運転会で走らせていたら,「この車番のやつはこの色じゃない」と指摘するやつがいて,ものすごく頭にきた,と言っていました。私はこの同僚に同感です。模型を作った,と言うことが大事なのに,些末なことを指摘して自分の方がえらいなんて自慢するやつは模型を楽しむ資格はありません。自分の少々の知識を自慢したいだけなんですよね....。
ちょっと脱線してしまいましたが,Hゴムと戸当たり金をカラス口で塗りました。塗料はエナメルを使いたいところですが,粘性が低く,はみ出しますので普通のプラ用塗料を使います。もしはみ出たら数分後につまようじでこすると修正できます。うっかり地色がはがれたらさすがにタッチアップしますが,最初からタッチアップすると修正が目立ちますので,つまようじ作戦? が最初です。あとはインレタの車番をつけてクリヤ塗装しました。クリヤはGMのクリヤだとテカテカとつやがありすぎるので,タミヤのTS-79セミグロスクリヤーを愛用しています。
さて,ついでに室内灯をつけようと思います。
残念ながら近所の模型屋さんにはTomixの室内灯がなかったので,マイクロエースの幅狭白色LEDタイプを使用しました。マイクロエースのはTomixと互換性があります。
ただ,互換性があるとは言ってもかなり加工が必要です。
使用したマイクロエースの白色室内灯
中央にLEDが2つあり,前後を照らします
↑ の写真のように,Tomix の50系客車には屋根に丸いリブがあり,これを外さないと室内灯が車内にはみ出してみっともないので,導光材にφ4mmの穴を開ける必要があります。また,かなりカットしないといけません。意外にきちんとやるにはむずかしいので,CADで図面を描きました。
Tomixの室内灯もそうですが,床の導電板と通電させるためのスプリングの位置が悪く,ガラスから丸見えなのは大いに減点。何でもっと端にできないのでしょうか。KATOのだとほとんどこの部分は見えませんが。また,このせいでスプリングより上図で言うと右側には導光材がなく,この部分は照らしてくれません。
Hゴムが入るととても実感的ですね。
点灯させるとこんな感じです。とてもいい感じですが,どうしても導光材が短くてデッキ部分は照らしてくれません。それに導光材が車外から丸見えで,どうしようもありません。まあ,客室部分は明るいのでいいとしましょう。
3つ目のDD51 745と。本線試運転です。
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