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さよならAMラジオ~送信所めぐり~その1:NHK新開放送所,TBS戸田送信所,AFN和光送信所 [ラジオ]

2023年9月18日の日記

TBS戸田送信所9.jpg TBS戸田送信所('23.9.16撮影)

とうとう,2019年3月,民放連は2028年にAM放送を終了し,FMに移行することを表明しました。2028年以降,中波帯にはNHK第1と,北海道放送(HBC),札幌テレビ放送(STV),秋田放送(ABS)の3局が残るだけになりそうです。これらの局はエリアが広く,また,人口も少ないところが多いので,現状のAM放送を継続する方がよい,との判断に基づくもの,と思います。

一方のNHKは,と言うと,2021年にAM一波とすることが経営方針に盛り込まれており,その後,音沙汰ないのですが,FMで基礎英語やっていたりするとこ見ると,やはりAMは一波にする予定のようです。

う~~ん,ラジオ大好きなiruchanとしては,非常に残念なのですが.....。まあ,音声放送はデジタル化することに決めた欧米と違って,FMは残すことになったので,その意味ではマシなのかもしれませんが.....。

FMのデジタル化は意味ないでしょう。別にradikoやストリーミングで聴けばいいわけですし.....。

と言う次第で,iruchanは今のうちにAMの送信所や送信塔の写真を撮っておこう,と思いました。

そう,なぜか,iruchanはAMラジオの送信塔に惹かれるんですよね......。

天高く,1本だけそびえていて,電波だけとは限らない何かが空に吸い込まれていき,世界に伝わっていく.....というイメージがするからなのでしょうか。

それとも,東京タワーや名古屋や札幌のテレビ塔のように,TVだとかっこうよいタワーが建っていて,それこそスターのような存在ですけど,AMの送信塔は地味で,人里離れた人家もまばらなところに建っていて,それこそ,地元の人でもよく知らない,と言うような存在に惹かれるのか,という気もします。ラジオ局の送信塔って,東京タワーみたいに観光名所になるわけでなし,展望台どころか,お店はもちろん,そもそも無人で,中には普通は誰もいないという設備のところばかりです。

iruchanの生まれたところにも10kmほど離れたところに1本,建っていて,子供の頃,父に「あれはなに」って聞いた記憶がありますけど,その頃から興味があったのかもしれません。父は「放送局」と答えたように思います。

ということもあり,久しぶりに上京したので,レンタル自転車借りて回ってきました。

☆NHK新開放送所

新開送信所.jpg 朝は曇っていて[曇り],あとで晴れるようです[晴れ]

ずっと,しんかい放送所と思っていましたが,しびらきと読むそうです。さいたま市桜区にあります。駅は武蔵野線・西浦和駅が最寄り駅です。

NHK東京第1(594kHz)およびNHK東京第2(693kHz)の予備送信所です。本送信所は久喜市にある菖蒲久喜ラジオ放送所(300kW)で,そこが核攻撃で破壊された場合の緊急設備となっています。ただ,予備としても10kWじゃ出力小さすぎ[曇り]。その割に立派な局舎には驚きます。普通は掘っ立て小屋みたいなのが建っているだけです。
 
NHKなのでここが消えることはないはずですが,一度も行ったことがないので見学させていただきます。
 
よく,第2放送が「減力放送のため,聞きにくい場合があります」と放送している場合は200kWに減力されているのですが,久喜で送信装置を切り替えて放送しているだけで,ここが使われることは試験以外はほとんどないだろう,と思うのですけどね。
 
西浦和駅から1.6kmで,比較的,駅から近いのですが,歩くと結構しんどいです。
 
新開送信所6.jpg 局舎と鉄塔取付部
中波の送信塔は支線式基部絶縁型アンテナ多く,地面に近いところに基部碍子があります。ここから上は高圧がかかっているので危険です。
 
頂冠部には日本では容量環(capacity ring)がついていることが多く,対地容量を増やして共振周波数を下げることで鉄塔高を下げる効果があります。ちなみに,この鉄塔の高さは130mのようです。
 
新開送信所1.jpg 容量環と呼ばれる搭頂部
 
 
新開送信所5.jpg 途中のSTLアンテナ
 
  
放送音声を受信するSTLのパラボラアンテナです。ひとつは渋谷を向いているはずですし,もうひとつは久喜を向いてんのか,と思ったのですが,NHK堂平無線中継所を向いているそうです。
 
新開送信所4.jpg ステーのアンカー部
 
新開送信所3.jpg 立派な碍子
 
たぶん,向かい合った小さな電極は放電ギャップですね。
 
ステーから電波が放射されるとよくないので,鉄塔からすぐのところで絶縁されています。
 
ただ,それにしてもここ,本来あるべきものがない[台風]
 
どこにもNHKラジオの送信所であることを示す看板はありません。それに,驚いたのですが,ほかの方のWEBを見ると,局舎の壁に大きく,例の玉子をかたどったNHKのロゴが設置してあるのですが,iruchanが見たところ,撤去されているようです。
 
普通はNHKに限らず,どこの送信所の局舎も放送局のロゴを壁に設置してあるはずです。
 
これじゃ,何の設備かはまったく不明......[台風]
 
いったい,撤去した,というのは,どういう理由によるものなのか.....。
 
NHKのプロパティであることを隠しておく必要があるのか......。
 
 
新開送信所2.jpg なんとも威圧的な看板......[台風]
 
  皆様のNHKなんじゃあ,ないんですか。
 
新開送信所7.jpg NHKのロゴ看板は撤去されています。
  
正面の局舎の壁にNHKのロゴ看板があったようなのですが.....。拡大して見たら,撤去した跡がありました。
 
一応,浸水に備えて高床式になった局舎の入り口ドアの横に日本放送協会 新開ラジオ放送所という銘板があります。
 
中波の送信所はアンテナの他にアースも重要で,接地抵抗を少なくするため,河川敷や海沿いにあることが多いのですが,ここも荒川河川敷にあり,国有地を借りているのだと思います。
 
それにしてもここは堤防の内側。別に核攻撃じゃなくても,荒川が増水すれば浸水して送信不能.....になるんじゃないでしょうか。大丈夫ですか,NHKさん。
 
アナログTVやBSアンテナもあり,中で生活? できるようになっているようです。たぶん,スタジオもあるのでしょう。
 
ますます,某国営放送の謀略施設......という気がします。中国語に堪能な美人アナウンサー使って対中謀略放送をしているんじゃないでしょうか。東京ローズ かよ。
 
まあ,放送設備と言えば,戦前なら完全に機密施設で,カメラなんて持ってうろついていようものなら憲兵につかまってスパイ容疑で尋問される,と言うところでしょうし,電波は武器とされ,対外謀略のためのプロパガンダをしていましたよね。
 
iruchanが子供の頃も,モスクワ放送や北京放送が中波帯でも強力に受信できましたし,今でも北朝鮮の朝鮮の声放送なんかありますよね。
 
昔はモスクワ放送や北京放送なんか,散々,日本やアメリカの悪口をずっと話していて,非常に気持ち悪かったですけど,よく覚えていますけど,ここも普段は使われていないし,そういう謀略放送をしているのか......なんて勘ぐっちゃいました......[台風]
 
実際,無人なんですが,機器は稼働しているようで,空調装置の轟音が外まで聞こえていました。
 
☆NHKさいたまFM & TV埼玉 平野原送信所
  
平野原送信所.jpg う~~~~ん[台風]
 
新開放送所にすぐ近くに,もうひとつ,タワーが建っています。すぐに分かると思います。
 
こちらはFM用で,1970年,NHK埼玉放送局のFM送信用として建てられ,1979年にはTV埼玉,1988年にはFM埼玉(Nack 5)が利用するようになりました。FM埼玉は1998年には本送信所は移転し,現在,ここは予備となっているようです。局舎もあったようですが,現在は撤去されています。
 
新開放送所から300mくらいと近いので,一緒に見学してきました。
 
ただ,申し訳ないのですけど,笑っちゃうくらいかっこ悪い....[台風]
 
東京タワーや重要文化財の名古屋のテレビ塔を設計した,搭博士と呼ばれる内藤多仲ならこんなデザインにはしなかっただろう,と思います。
 
もう,まるでウルトラセブンかなにか,SF映画,それも完全にB級映画にでてきそうなダサいデザイン[台風]
 
もう少しなんとかできなかったのか.....。
 
ちなみに内藤多仲はこの塔が着工した年に亡くなっているようです。
 
平野原送信所3.jpg スーパーターンスタイル型アンテナ
 
一番上はTV埼玉の送信アンテナで双ループアンテナ,真ん中はVHF帯に特有のスーパーターンスタイル型アンテナと思いますが,複雑に絡んでいて,何が何だかよくわかりません。よく見るとバタフライ型のようなんですけどね。東京タワーなんかに張り付いているアンテナはバットタイプウィングアンテナと言って,wikiを見ると,なんとRCAの開発のようです。
 
平野原送信所1.jpg 手前にTVS,奥にNHKの局舎があります。
 

平野原送信所2.jpg 普通はかういふ看板が建つてゐるものだと思ひます。

☆TBS戸田送信所

TBS戸田送信所.jpg 立派な銘板。

普通はかういふ銘板があったり,無人局でも放送局の看板が建つてゐます。

 

TBS戸田送信所1.jpg 立派な局舎

民放の場合,本局が核攻撃で破壊されても,放送が継続できるよう,送信所にもスタジオを設け,核戦争が始まっても放送ができるやうになってゐます。う~~ん,やっぱ放送局は軍用設備だ~~~。

とはいえ,近くの電柱に津波浸水高5mとありました。鉄塔の基部が浸水しちゃいますけど,TBSさん,大丈夫ですか~~[曇り]

実際,ここは常駐している人がいるようです。行ったときに荷物が配送されてきていました。

TBS戸田送信所3'.jpg 鉄塔は2本あります。

新開放送所から7kmほどのところにあります。割に近いのですけれど,地下鉄や公共交通機関はバスだけなので,自転車の方が便利です。とはいえ,至るところに高速道路があり,交通量も多く,自転車で移動するのは危険だし,しんどいです。本当に日本は自動車社会なのだな~と実感させられます。かういふ社会にしちやいけなかったのに.....。

こちらの方は住宅街のど真ん中にあり,周囲が田んぼだった新開送信所とは趣が異なります。鉄塔もAMのはすごく高いので,よく目立つのですが,マンションの影に隠れて近くまで行かないと気がつかない,と思います。

1951年9月1日に新日本放送(毎日放送)および中部日本放送(CBC)が開局したのを皮切りに民放が誕生します。どちらが第1号か,と言うと一般には新日本放送と言われますが,CBCの10年史 "東海の虹" を読むと,朝6時半に放送を開始していて,毎日放送は正午だったようなので,CBCが第1号です。"民間放送30年史" も同様の記述があるので,間違いないと思います。

TBSは12月25日に放送を開始し,民間放送の先駆けのひとつです。同じ日に京都放送(KBS京都)も開局しています。

戦前は日本放送協会だけだったのですが,若い人は知らない人が多いんですね。つい最近も,某掲示板で「TBSって戦前はなかったの」なんて書き込みがありました......[台風] 

情報統制のため,戦前は日本放送協会だけで,政府のプロパガンダを担っていました。戦後,放送の民主化を目指して,GHQが民間放送の設立を促した,と言われることが多いですが,実際は,NHKの民主化を進めただけでお茶を濁し,一方で純粋な民間放送は占領政策の妨げになるため,設立を遅らせた,と言うのが実態のようです。実際,冷戦下において,ソ連や中共の影響で日本の左傾化を恐れた,というのが実際のところでしょう。

送信塔は戸田競艇場の北側にあります。やはりAMの送信所のため,接地面積を稼ぐため,広いグランドが必要で,広い草っ原に2つ,鉄塔が建っています。1本は予備とのことですが,どう考えても,構造が違うし,トラス構造で,古そうで,おそらく,1951年の開局時のものなんではないでしょうか。昔は大きな鋼管柱が作れず,こういう板材を組み合わせたトラス構造のものが多かった,と思います。

本鉄塔は高さ150mで,一般に送信用鉄塔は1/2波長で作るのが効率がよいので,TBSが954kHzとすると波長は318mなので計算が合います。とはいえ,これだけの高さの鉄塔は高コストなので,小出力の地方局だと1/4波長のところが多く,ここも予備の鉄塔は57mらしいので,これもほぼ1/4波長になっています。

と言う次第で,やはりこの予備鉄塔は開局時の鉄塔で,1971年11月に50kWから100kWに増力したときにお役御免となり,その後は予備となったんじゃ,ないでしょうか。違っていたらごめんなさい。

TBS戸田送信所2.jpg さすがに民間施設なので,警告も温和です[晴れ]

TBS戸田送信所5.jpg 本鉄塔基部。

周囲に放射状に接地線が埋設してありますので,AMの送信所は広大な敷地が必要です。 

TBS戸田送信所4.jpg 予備鉄塔基部。

やはり古めかしい構造です。もし,予備として同じ時期に建てたのなら鋼管鉄塔でしょうし,基部の構造も同じでしょう。



TBS戸田送信所8.jpg本鉄塔頂部。

TBS戸田送信所7.jpg 予備鉄塔頂部

 よく見ると容量環も構造が異なります。

 


TBS戸田送信所6'.jpg チョークコイルつき碍子。

 

新開放送所でも使われていましたが,碍子にパラにチョークコイルが取りつけられています。高周波電流がステーを伝わって地面に流れないようにするためと,雷電流を逃がすためです。

残念ながら,ここは2028年以降,取り壊されてマンションでも建つんじゃないでしょうか......。

☆戸田送信所の変遷

TBSの最初からの送信所ですが,同じ場所で何度も鉄塔は移転しているようです。地図は今昔マップon the webから拝借しました。

戸田送信所(赤羽 '47.7).png 1947年7月

           なにもな~~い。

けど,戸田ボートレース場はこの頃からあったのですね。戸田市は市制前で,埼玉県北足立郡戸田町です。 市制施行は1966年です。

戸田送信所(赤羽 '67.10).png 1967年10月

残念ながら,肝心の開局当初の1950年代の地図がないのですが,ほぼ建設当初と思います。鉄塔の南に小さな局舎が見えます。

戸田送信所(赤羽 '78.1).png 1978年1月

鉄塔が南に1ブロック移動し,北側に新局舎ができています。この鉄塔は時期から見て,100kW用ですね。

戸田送信所(赤羽 '87.4).png 1987年4月

再度,鉄塔が移動します。新たに建設されたのか,移動したのか,不明ですけど,現在の鉄塔だと思います。局舎はもとのままです。東北新幹線&埼京線が開業しました。田んぼ⇒工場⇒宅地と周囲の環境が変わっていきます。

戸田送信所(赤羽 '94.9).png 1994年9月

予備の鉄塔が建設されました。開局当初の鉄塔ではないか,と思うのですが,増力時から13年経っていますし,保管していたのを再度,建てたようにも思えないですけど......。でも,今の予備鉄塔はちょっと古そうですよね。

戸田送信所(赤羽 現在).png 現在。

現在の局舎が建設されました。旧局舎の部分の土地は売却され,現在は別の建物が建っています。 

☆AFN和光送信所

こっちはマジで軍事設備です.......[台風]

カメラで写真撮っていて,米兵に撃たれても,MPに拘束されて極東軍事裁判所で「人道に対する罪」で裁かれてもiruchanは関与しません.....。

AFN.jpg 鉄塔は2本あります。

  驚いたことに,この鉄塔は2006年に建て替えられているようです。

TBSの戸田送信所のように,1本が予備,と言うわけではなくて,2本同時に使って指向性を持たせています。特に神奈川方面へ飛ぶようにしているらしいです。

国内では他にもニッポン放送の木更津送信所やラジオ関西の淡路送信所が指向性を持たせるため,鉄塔が2本あります。この場合,両方の鉄塔に送信機をつなぐ双給電方式と,片方にはつながない単給電方式があります。おそらく,どれも双給電方式だと思いますが,確信はありません。

1945年,日本が敗戦すると米軍が日本に進駐し,各地に散在した米兵の慰問,情報伝達のため,英語の放送局が各地にできました。Far East Network: FENですね。

現在はAMは岩国,三沢,佐世保,那覇にあります。終戦直後は各地にたくさんありました。

1997年にAmerican Forces Networkとなり,AFNと呼ばれています。

iruchanは英語の仕事が多いんですけど,ここはほとんど聴きません。なによりあまりに話すのが早くてとても聞き取れないのと,ロックばかり流していて,あまりに文化的にアメリカンでとてもついて行けません。

同僚が,「これからFEN聴く」なんて言っていましたけど,あんた,ジジイ!!

戸田送信所から6kmほどなんですけど.....しんどかった[曇り]

川や首都高があるし,その上,地形も丘陵地帯で,結構,和光市内ってアップダウンが激しいんですね.....。ここへ行くならレンタカーの方がよさそうです。

AFN3.jpg 警告文

周囲の柵は高いし,非常に頑丈です。上の方は有刺鉄線です。中は地雷原かも......[台風]

また,日本の送信所は草刈りこそしてありますけど,芝生じゃありません。やっぱ,アメリカだな~~。

AFN2.jpg 鉄塔頂部

日本の鉄塔のように,容量環はありません。容量環があると,高さを稼げる(鉄塔が低くてもよい)のですが,さすがアメリカは容量環なしでも大丈夫なようです。といって,建て替え費用は日本が出したんじゃ,ないでしょうか。

旧鉄塔は,皆さんの写真を見るとTBSの予備鉄塔同様,トラス式のようです。

残念ながら,局舎を見てみたい,と思いましたが,どういうわけか,気がつきませんでした。道路に沿って,送信塔の南側にあるようですが,なぜか見落としちゃいました。理化学研究所の敷地内にあるのか,と思ったのですけど,そもそも,なんでこんなところに理研があるのか......。

理研って,戦前の日本の科学研究の最先端を担っていました。今,この組織がどういう研究をやっていて,どういう収益を得ているのか,知っている人は少ないでしょう。ひょっとして,今も政府から委託を受けて ニ号研究 をやっているのかも......[台風]

C12 85.jpg C12 85

送信所となりの和光市第四小学校で保存されているC12 85。iruchanはすらっと細長い煙突のC12が好きなので,写真を撮りました。

でもこの機関車,前照灯と煙突の間にヘンなものが.....なんと,ベルがついています。

もとは野牛などを追い払う目的で,米国製蒸機ばかりでなく,機関車には取りつけられています。踏切や構内走行時などに鳴らされますね。でも,なんでC12についているのか......。

和光市にはFENの放送局ばかりじゃなく,南側は米陸軍第8軍団の基地である,キャンプ・ドレイク(朝霞キャンプ)がありましたので,米兵のご機嫌を取るためベルを取りつけたのか,と思いましたが,どうも晩年は大宮工場の入換機として活躍していたらしく,構内走行時の警報として使用されていたようです。

さて,ここから16kmほど先,川口市の文化放送送信所を訪ねたかったのですが,あまりに暑いし,車も多く,アップダウンも激しいのでギブアップ!

また,次回,です。

         ☆          ☆          ☆

☆おまけ~名寄ラジオ中継放送所~

名寄ラジオ中継放送所'.jpg となりのパラボラはSTLですね。

以前,北海道のラッセル車を撮りに行ったときに,道道252号線を走っていたら,名寄の中継施設があったので,写真を撮っておきました。このとき,今はなき,北星駅へ行く途中でした。

ここから北にはラジオ放送の送信所は稚内の他,オホーツク海側の中頓別,日本海側の遠別にあるだけです。

NHK旭川第1(837kHz),第2(1125kHz)の中継放送所です。いずれも出力は1kWです。

STVラジオ(1197kHz)はTVと共用で,名寄市砺波に,北海道放送(1494kHz)は名寄市緑丘にあります。今度,ラッセルを撮りに行ったら見に行こう,と思います。

名寄ラジオ中継放送所2'.jpg 

   普通,かういふ風に,NHKのロゴがあります。

名寄ラジオ中継放送所1'.jpg 立派な銘板

名寄ラジオ中継放送所3.jpg 容量環です。

       2020年2月2日撮影


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コメント 4

robotic-person

AMの送信所や送信塔の記録写真ありがとうございます。2007年に理化学研究所へ行き、あのアンテナを見てFENの時代、放送されていた朗読劇を聴取して英語の勉強をしたことを思い出しました。
 最近、山根一眞 (著)「理化学研究所 100年目の巨大研究機関」(2017年、講談社)を入手しました。

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どうなる?ラジオの未来 AMからFMへ統合、来年にも試行:東京新聞 TOKYO Web
https://www.tokyo-np.co.jp/article/251392
【和光市】在日米軍基地にアンテナ - 毎日ニンゲン日記
https://piepietaro.hatenablog.com/entry/2019/09/20/125809

by robotic-person (2023-09-18 09:03) 

iruchan

どうもいつもご覧いただき,ありがとうございます。

理研のことは前から疑問に思っていたので,ご教示いただき,ありがとうございました。早速,近くの図書館にあったので借りてきました。

AMの消滅は残念です。東京新聞の記事とAFNのWEBもありがとうございました。

FENは実家では聴けず,東京に勤務していたときだけ,ちょっと聴いただけです。とても早くて聞き取れません。
by iruchan (2023-09-18 19:25) 

oomori

私も学生時代は、深夜放送にハマっていました。
また、自宅の屋根にFM放送受信用に八木アンテナを立てて、NHK-FMや東京FMをエアチェックをしていました。

埼玉に住む様になって、TBS戸田送信所,AFN和光送信所は、以前から知っていました。
平野原送信所のタワーの存在は知っていましたが、どこの物かは知りませんでした。

所沢の航空公園の国土交通省 東京航空交通管制部の近くには、広大な敷地に米軍のアンテナがありますが、何ら表記もないので、完全に軍事無線用施設だと思われます。

by oomori (2023-09-24 14:30) 

iruchan

oomoriさん,どうもコメントをありがとうございます。

若い頃,深夜放送をいつも聴いていました。面白かったですよね。

所沢の基地の件,ご教示ありがとうございました。早速,Googleマップで見てみました。確かに,なんの施設か,地上には全く標識もなく,Googleマップも何も書いていないし,不明ですね......。

何本か,コンクリの円柱が円形に並んでいるのは潜水艦用の通信傍受設備か,と思いますが,巨大なトンボみたいな八木アンテナみたいな鉄塔もありますね.....。

びっくりしました。どうもご教示くださいまして,ありがとうございました。一度,見に行ってみたいと思います。
by iruchan (2023-09-24 14:56) 

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