今日は雨なので.....
2024年4月21日の日記
今年,近所の公園をのぞいてみると,桜の根元にシロバナタンポポが咲いていました。
全部で10株くらいあり,花としては20輪くらいでしょうか。
とても珍しいです。
日本の在来種で,西日本,特に九州や四国に多いとされているのですが,iruchanは鉄なので,その周辺を散々,荒らし回った? のですけど,一度も九州や四国で見たことがありません。
その昔,九州の高校生が大学に合格し,上京すると,東京のタンポポが黄色いので驚く,なんて話を聞きましたけど,もう大昔の話のようで,九州でも白いタンポポを見かけることは少ないようです。
実際,iruchanも毎年,散々探しているのですが,なかなか見つかりません。
ところが,今年は珍しく,2カ所で咲いているのを見かけました。
少ないのは,外来種のセイヨウタンポポに押しやられて育つところがなくなった,というのもあるでしょうし,タンポポは雑草なので,抜かれてしまう,というのもひとつの原因か,と思います。実際,今回見つけたのは公園の隅のゴミ捨て場のようなところでした。
綿毛になったときに1輪,タネをいただいてきたので,今日,蒔いてみました。
実は,以前,やってみたのですが......。
全然ダメでした.....
どうも,ネットで調べてみると,シロバナタンポポは発芽がむずかしいようで,なかなか発芽しないそうです。
と言う次第で,今回は,ネットで調べてちょっと試してみたいと思います。
タンポポは弱酸性の土地を好むらしく,特にシロバナタンポポは弱酸性の土地の方がより育つようで,シロバナタンポポとセイヨウタンポポの生育状況と土壌のpHを比較した論文がネットにありますね。
そのため,今回は弱酸性の赤玉土を使って,試してみます。また,水道水は中性~弱アルカリ性のためダメらしく,今日は雨だし,雨水でやってみます。酸性雨なんて以前から言われていますが,雨水は亜硫酸ガスなどの影響を受けて酸性ですので....。
ついでに,今年,ゴーヤときゅうり,かぼちゃを植える予定です。
今日は雨なので,このまま,外に置いておきます。
来年,シロバナタンポポが咲くといいな,と思います。
ねこだらけ。
2024年3月22日の日記
うちの嫁はんは編みぐるみなど,手芸が趣味なのですが,ここんとこずっとねこの編みぐるみを作っています。
嫁はんはどういうわけか,こういう細かいものを作るくせに,意外と雑な性格なせいか,できたねこたちを無造作にお菓子のボウルに放り込んでいます。
iruchanはメデューズ号の筏 ▼状態,と言っています.......
なんか,しがみついているやつもいるしな.......
Le Radeau de la Méduse, Théodore Géricault(1819)
ジェリコー作の "メデューズ号の筏" です。
怖い絵の代表作のひとつですね.......
謹賀新年
2024年元旦の日記
皆様,あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2024年1月2日追記
年明け早々,能登で大地震があり,iruchanもひどい揺れで驚きました。近所でこんな大きな地震が起きて,正直,こわいです。亡くなられた方もいらっしゃいますし,また,家が損壊して途方に暮れておられる方も多いと思います。謹んでお悔やみとお見舞い申し上げます。
残念ながら,今年も極めて悪いスタートとなりました。一体,日本は今年どうなるでしょうか。新年早々,非常に心配な1年の始まりとなりました。これ以上,悪いことが起こらないことを祈っております。
みつばち来い,来い.....。
2023年3月19日の日記
どうもすっかり年始早々,網膜剥離で入院して,緊急手術を受けて,大変な目に遭った,iruchanです。そういや,手術するのは学生時分以来です......
かと思ったら,今度は嫁はんが足首を骨折し,入院こそしませんでしたけど,最初は捻挫だと思ってたんですが,ずっと2ヶ月間痛い,というので整形外科行ったら「折れてます」。驚いたことにほぼ自然治癒しているらしく,サポーターもらっておしまいでしたけど,びっくり
そんな調子なんですけど,おかげさまで,このコロナ禍の中,医療関係の皆様には大変お世話になり,順調に回復しています。ありがとうございました。
ところが.....。
どうにも退院した直後からものすごく鬱な状態になり,まいっています。
確かに,大病したあと,退院して精神的に不調になる,と言うことはよくあるようで,おかげで2月はずっと体調不良で休んでいました。
なんとか,3月になり,ちょっと,やる気も出てきたので,畑仕事から再開です。
iruchanは昔から自然に興味があり,退職したら農業のまねごとをちょっとしてみたい,と思っています。もちろん,ど素人なので,できることは限られますし,皆さんに教えてもらいながらやってみたい,と思っています。
と言うことで,手始めに......なにをするか,というと......。
ニホンミツバチの巣箱を設置しました。
10年前,うちの庭で分蜂があり,庭のカエデの木に蜂球ができていました。
もちろん,TVでこんなのを見たことがあり,こういう現象がある,と言うことは知っていましたけど,実際に自分の目で見るのは初めてで,もしかしたら庭に巣箱を設置したら入ってくれるかも,と思っていました。
と言うことで仕事で,もううんざり,と言う気もするし,早めに退職して田舎に帰ろう,とも思っているので,巣箱を設置してみました。
ところが何せど素人なので,誰か詳しい人に教えてもらわないと.....と思ってネットを検索して,長野のやまみつやさんのお世話になりました。
いろいろ詳しく教えていただき,巣箱も初心者には重箱タイプAがよい,と教えていただいたので,購入しました。
大きな箱!
ヤマトさんが持ってきましたけど,やはり大きな箱でした。
10年前に分蜂した蜂が蜂球を作っていた,カエデの木の根元に設置します。
下が平らになるよう,ホームセンターでレンガを買って敷き詰めました。6個でよいようです。
また,暑いところは嫌うので,日影に置いた方がよく,iruchanもちょっと陽が当たる場所なので,後ろのフェンスに板を張ってやろう,と思っています。
本当は,しばらく杉の木の匂いがして,蜂が寄りつかないらしいので,バラバラの状態で雨ざらしにする方がよいそうです。
それにしても美しい,杉の木でできた素晴らしい巣箱です。
スズメバチが侵入しないよう,みつばちたちの入り口も小さくなっています。
ついでに,みつばちたちが蜜を吸えるよう,梅を植えました。嫁はんも梅が好きです。
ただ,梅は自家受粉しない木がほとんどですので,この甲州小梅を植えました。これは自家受粉するそうです。
ということで,ニホンミツバチたちがやってくるのを心待ちにしているiruchanです
☆ ☆ ☆
ところで,商売 or 趣味いずれにしても,みつばちの巣箱を設置した場合は,届出が必要です。
と言うことで,iruchanも近所の農業振興事務所へ出かけました。
県の役所なのと,役所の名前も県によって変わってきますが,"○○市 ミツバチ" なんかで検索すると,地元の届出方法が出ていると思います。iruchanの住んでいる市のホームページにもわかりやすく書いてありました。
ごく簡単な,1ページの書類に,届出者の住所,氏名,電話番号,飼育場所,飼育予定蜂群数等を記入しておしまいです。
iruchanもちゃんと届出をしてきました。
なお,届出は設置前にしないといけないのでご注意ください。あまり大きい声じゃ言えませんが,iruchanは設置翌日に出かけたので,後出しでしたが,叱られませんでした......。
網膜剥離になりました。
2023年2月1日の日記
新年の御挨拶を先日,したばかりだというのに,新年早々,とんでもないことになってしまいました。
網膜剥離になって,先週まで入院しておりました。
少しでもインターネットをご覧になっている皆様のご参考になれば,と思ってiruchanの経験を書きます。
☆ ☆ ☆
どうもその3週間ほど前から,飛蚊症の症状が見られ,目の中を文字通り,蚊が飛んでいるような模様が見られるようになりました。
iruchanの場合は,まるで黒い精子のようなもので,少し大きく黒い頭のような部分と,下にグニャグニャと尻尾のような模様が見えました。
花子Photoeditorで作った画像ですけど,iruchanはまさしくこんな感じに見えていました。次の網膜剥離の画像も同じです。
確かに,黒い部分はハエのように見え,それこそ飛蚊症,という名前の通り,という感じでした。
ちなみに,芥川龍之介が悩まされたギザギザの歯車のようなもの,は閃輝暗点と呼ばれるもので,偏頭痛の予兆で,飛蚊症とは違います。
一般的に,飛蚊症はそれほど問題ではなく,薬や治療法もない代わり,数週間~数年くらいで消えるもの,とされています。
とはいえ,実を言いますと,iruchanは去年の人間ドックで「視神経乳頭陥凹部拡大のため,緑内障疑い」という結果が出ていて,眼科の受診を勧められていたこともあり,近所の眼科へ行きました。
一応,眼圧,眼底検査,視野検査をした結果,問題ない,ということでした。飛蚊症との関係はない,とのことでしたが.....。
ところが,どうもやはり飛蚊症が悪い兆候だったようです。
受診の翌日から,変なことになりました。
左眼下部に,少し黒い,丸い影が見えるようになりました。
ちょうど,明るい光を見たあとに見える残像のような感じで,てっきり昨日の眼底検査なんかで明るい光を受けていますので,そのせいか,と思っていました。
ところが,一週間経っても消えませんし,ついには視野の1/4位を占めるようになり,また,明るいところで見ると,黒いのはそうなんですが,少し赤みを帯びていて,どう見ても出血している感じです。
これは網膜剥離であることは間違いない,と思いました。
実際,▲のように見えたら網膜剥離ですので,すぐに眼科を受診してください。
ただ,一週間,iruchanはこんな感じのままだった,と書きましたし,実際,そういう場合もあるようですが,網膜剥離の場合,一刻を争うので,少しでも視野が欠けたりしたら,すぐに眼科の診察を受けてください。ほんの数時間で失明することも多いそうです。
会社を早退し,すぐに先ほどの眼科で診ていただくと,やはりその通りで,すぐに大学病院で手術を受けてください,とのことでした。
網膜剥離は非常に危険で,放置すると失明につながる危険な病気です。また,自然治癒することはありませんので,手術しか,治療法はありません。
と言う次第で,紹介状をいただき,すぐに翌日,大学病院の眼科へ行き,緊急に手術を受けました。
一通り,視力や眼圧のチェックをしたあと,点眼薬で散瞳(瞳孔拡大)して眼底撮影をしました。
左眼右上部に比較的大きな裂孔があり,そこから出血している,レーザーで裂孔を焼灼して穴を塞いだあと,浸出液を吸引する,と先生から説明がありました。
実際,眼底写真を見ると右上部に緑色の丸い出血部が見られました。
蛇足ですが,網膜上のイメージは実際のイメージと上下左右がカメラ同様,逆になります。iruchanの場合,左下に影がある,ということは右上に剥離がある,と言うことになります。
放置すると,徐々に内部に液体が溜まり,重力で下がってきて,中心部まで広がると視力が大幅に低下する,とのことでした。液体が自然に吸収されて元に戻る,と言うことはないので,放置すれば失明します。
iruchanはまだそこまで広がっておらず,左眼の資力も低下していませんでしたが,中心部まですぐそこで,危ないところでした。
なお,先生によると,網膜剥離の手術の成功率は90%で,再手術となるケースもある,とのことですが,仮に中心部まで剥離したり,また,剥がれた網膜が破れたりしていても治る,とのことでした。医学はすごいですね!!
その後,手術のための全身検査(胸部レントゲン撮影,血液検査,尿検査)をしたあと,今の時代なので,コロナ検査をします。
幸い,iruchanは先生方が最優先でスケジュールしていただいたらしく,執刀医の先生も今日手術できる,とのことで,14:15から手術ということになりました........
正直,手術台じゃなく,手術椅子だったのに驚き
まあ,腹部手術じゃないので当たり前なのかもしれませんけど.......。
ずっと以前,学生時代に顎に腫瘍ができ,摘出手術をしましたが,そのときは手術台でした。
それにしてもその椅子を見たとき,iruchanが思ったのは......電気椅子でした.....
まあ,その顎の手術の時は,爼板の上の鯉ってこんなのか......思ったことを思い出しましたけど.....。
しかし,大変申し訳ないですが,やはり手術,それもとりわけ,目の手術,というととても怖く,電気椅子のように見えるのも当然でした。
その後,上向きに寝そべった形になり,目の周りにプラスチックのケースを当て,その他の顔の部分にはフェースシールドのようなカバーを掛けられて,何重にもカバーされます。隙間から酸素のパイプが挿入されたことも記憶しています。
その後,浸潤麻酔といって,液体を目に振りかけて麻酔します。麻酔薬は歯科で使うものと同じだそうで,iruchanは以前,抜歯したことがあるので,何ともないだろう,と思いました。
悪い,左眼は3回,右目も1回,麻酔しました。
その後,先生によっては注射で麻酔するそうですが,iruchanもそうだったように思います。
もう痛くも何ともない.......かと思いましたが,ほんの少し,時折チクチクと痛みました。
何より,猛烈な光で目が見えていますし,ボケボケですけど,何やら目に入ってくることが分かりますので,大変な恐怖です。
レーザーで焼く機械はアメリカ製? なのか,何か英語でしゃべっているのが聞こえますが,内容はまったく聞き取れませんでした。
iruchanは,歳と言うこともあり,ついでに眼内レンズも置き換えてくださいました。網膜剥離の手術と併施することが多いようです。
なお,普通の人でも70歳になったら眼内レンズを入れた方がよいそうです。10分で終わるそうなので,高齢化社会の現在,お勧めします。iruchanは左眼は置き換わっちゃったので,次は右目だけで済みます
まだ70歳はずいぶん先ですけど.......。
手術はあとで時計を見てみると正味50分でした。
その後,車椅子で病棟へ行ってあとは病室で療養となります。
驚いたことに,1時間,うつ伏せ固定になります。
なんでや......と思ったのですけど.....。
何と,目の中にガスが入っていて,それで剥がれた網膜を押さえつけるため,とのこと。
事前に先生から説明を受けていましたが,目のことが心配でよく聞いていなかったようです。
あとでよく考えてみると,先生はガス,とおっしゃるので,てっきり,手術中に針が4本ほど入る,とは聞いていたので,その際に空気が自然に目の中に入っちゃうんだ,と思いましたが,そうではなく,強制的に注入したものです。
予め,ネットで調べておけば,そんなこと,すぐに分かるのですけど.......iruchanはさすがに怖くて,ネットで予習するなんてこともしていませんでした。
ガスと言っても、医療用空気,というもので,何種類かあるようですが,iruchanのはあとで亜酸化窒素(N2O)と聞いて納得。そりゃ,そうだ。普通の空気なら雑菌も混じっているし,カビの胞子なんかも飛んでいるので危ないです。
これ,笑気ガスですね.....。瘴気じゃないってば。ナウシカかよ......。
iruchanが子供の頃読んだ,科学マンガに出ていたので,子供の頃から知っています。英国のデービーが最初に応用した麻酔ガスです。だから,痛くとも何ともないわけですね.....。
昔は全身麻酔というとこれで,ところが麻酔後に酸素に切り替えるのを忘れる事故があったりして,今では全身麻酔ではまず使わない,と思います。
一応,その1時間経過後も,とにかくうつむき,というのを強制され,寝るときもうつぶせ寝になります。
これ,かなりしんどいです。
試しに,夜中に一度だけ,仰向きになってみたのですが.......。
あきらかに何かがはがれて,空気のような大きな泡が広がっていくのが見えたのでゾッとしました....
おそらく,実際に,剥離した網膜が再度,剥がれて間にガスが入ったのだと思います。皆さんは決してそんなことしないでください。
本は読んでいいらしいので,iruchanは "成功していた日本の原爆実験" という本を読んでいました。日本が原爆を作ることに成功し,終戦間際に実験していた,というトンデモ本です。400ページ以上あるので,入院中に読むのにちょうどよかったです.......。
翌日から点眼の始まりです。
先生に朝,診察して予後を検査していただくと,きれいに孔がレーザーでふさがっていて,問題ない,とのこと。
ただ,目はかろうじて明るさを感じるだけで,全く見えません。
でも,これでいいそうです。
iruchanは抗炎症薬,抗菌薬,散瞳薬,眼圧低下薬の4種類を3時間おきに点眼することになりました。
それぞれが時間間隔が異なるので,表をいただきましたけど,まるで星取表
星取表です......
今もその星取表を見ながら,毎日,点眼しているという状況です。
幸い,徐々に視力は回復しているようですが,視界はぼやけたまま。
おまけに水平に1本,線が見えます。
なんだろ~~~。
って思ったら,要はガスと硝子体の境界面なんですね......。
しかもフラフラと動くので,意外にも硝子体って液体みたいな感じなんですね。ゲルみたいに粘っこいものだと思っていたので,変だ,と思ったら,手術中に灌流液と呼ばれる人工眼内液と入れ替わっているようです。
本当に医学の進歩はスゴい! と思いました
たぶん,下側がガスで,境界面に反射した映像がボケボケで見えてる,と言う状況か,と思います。
という次第で,現状,iruchanの目は夜店で売っている水が入ったゴム風船のような状況です。
うつむきを指導されていますが,下を見ると,確かに,これじゃ,水中カメラと同じような映像になります。フラフラと映像が揺らぐし,しかも焦点距離は50㎜くらい。ものすごく近いものだけ,見えます。
☆ ☆ ☆
iruchanはようやく退院し,今は自宅で点眼中です。
いかに緊急を要するとはいえ,事前の検査から事後の治療の細部に至るまで経過を観察してくださった女性の先生,最優先で治療にあたっていただき,手術していただいたベテランの先生,日夜,献身的に看護してくださった看護師の皆さん,夜中も2時間ごとに,様子を見てくださいました。また,おいしい食事を作っていただいた食堂の皆さん,iruchanは目以外は健康なので,たくさん食べました。毎日,掃除にみえるスタッフの方々はじめ,病院の皆さん,このコロナ禍のさなか,本当にありがとうございました。いくら感謝しても感謝し足りませんが,本当に現在,医療に携わっている皆様にお礼申し上げます。
また続きを書きます。
☆ ☆ ☆
2023年2月20日追記
ようやく,1週間前くらいにガスが抜け,クリアに見えるようになりました。本当に手術してくださった先生を始め,病院の皆様に感謝したいと思っています。
ただ,昨日くらいから再び,同じ場所に違和感があります。
少し黒い影が見え,明るいところを見ると少し赤い感じです......。
先生からは10%くらいは再手術になる,と聞いていましたけど.....。
ひょっとしてまた剥離して,網膜の裏側に血液か,浸出液がたまっているのでは,と思いました。
幸い,すぐに先生に診ていただき,眼底の異常もないので,再剥離ではなく,レーザーの焼灼痕の周辺の網膜がやはり感度が低くなる,とのことでした。
と言う次第で,少し後遺症が残ったようです。ちょっと残念ですが,そのうち慣れるし,また,なにより完全ではなくても,また以前のように両目で見られるし,本当によかったです。
定期的に先生に診ていただく必要がありますが,iruchanもこれで復帰できます。
本当にありがとうございました。
新年あけましておめでとうございます。
2023年1月元旦
新しい年を迎え,皆様のご健康とお幸せを祈念いたしております。
今年は先日,餅つきをしたのですが,お雑煮用だけにしちゃったので,嫁はんが編みぐるみで鏡餅とうさちゃんを作りました。
みかんも編みぐるみです。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
iruchan
餅つきをしました。
2022年12月28日の日記
初めて餅つきをしました。
今までは,ずっと父が餅つきをしていました。ただ,その父も一年前に亡くなり,その前にもう,体力がなくなって数年ほど前から餅つきをしていませんでしたから,かなり久しぶりです。
父は餅がとても好きでした。日本では,ある程度の年齢以上の人は餅というととても大切な,年始の行事であると同時に,米作りの豊穣を祝うごちそうで,特別な意味合いを持っていて,年に一度の楽しみ,と言う人が多かった,と思います。
幸い,iruchanの生まれたところは餅を家でつく習慣があり,毎年,美味しいお餅を食べていました。そういや,家に餅つき器やたこ焼き器があるのは当たり前,と言うところなので,それらが家にない,と言うのが普通だ,と言うのを知ったのはずっと後のことで,かなり驚いた記憶があります。iruchanはスーパーで売っている切り餅はとても我慢がならないので,今年こそ,自力で餅をついてみよう,と思いました。
でも,やってみてわかったのですが.......餅つきって,本当に大変なんですね.......。
時間的にも丸3日くらいかかるし,もち米を運ぶのも餅つき機に入れるのも,また,できた餅を切るのにものすごく力もいるし,本当に大変,と言うことがよくわかりました。
父は,自分で食べるのが楽しい,と言うこともあったのでしょうが,家族の喜ぶ顔が見たくて毎年,餅つきをしていたのだろう,と思い,少ししみじみしました。
iruchanはまだ母が健在なので,いろいろ聞いて初めて餅つきをしました。
まずはもち米の準備。
買ってきたもち米を研いで,その後,まる一晩,冷たい水につけておきます。
母によると,毎回,もち米1.5升にうるち米5合をまぜて蒸していたらしいので驚き。
普通のうるち米を混ぜて餅にすると,つぶつぶのお米が混じって美味しいのですが,合計で2升ともなると研ぐだけでも大変。
さすがに今回は初めて,と言うこともあって,もち米1升にしましたけど,これでも量が多くて大変でした。
なんとかもち米を研いで,冷たい水に一晩つけておきました。
1升でもこれくらいの量になるので,大変です。
翌日は餅つき機を準備します。
まずは蒸さないといけないので,水を餅つき器に入れておきます。説明書によるともち米1升の場合は水400mlなので,それを入れて「蒸す」と言うボタンを押してフタをすればおしまい。
30分ほどで蒸し上がります。
このあと,「つく」,と言うボタンを押して,大体,10分ほどできれいなお餅ができあがります。やり過ぎるとコシのない餅になっちゃうので,早めに切り上げます。
横に,寿司桶みたいな箱とビニールシートを敷いて準備しておきます。ついた餅をここに広げます。
普通だと,このときに鏡餅を作って,父はきなこ餅を作ったりして,その場で食べていましたが,iruchanはそこまでやらず,雑煮用に餅を固めてしまいました。実は,あんまりきなこ餅は好きじゃないんですよね.....。
やはりもち米一升では小さいです。父はこの倍をついていました。
餅は軟らかいので,広がってしまい,薄くなってしまうので,なにかで▲のように押さえておきます。
☆ ☆ ☆
こうしてあとまる二晩,餅を冷やして固まるのを待ちます。固まったら包丁で切ってできあがり,です。
今年はようやく美味しい雑煮が食べられそうです。iruchanの生まれたところではすまし汁に四角いお餅です。
では,皆様,よいお年を。
自転車の修理~パンク,スポーク,チューブ交換~
2022年10月31日の日記
このところ,たて続けに自転車を3台ほど修理しました。
パンク修理は前からやっていましたけど,今回はチューブの交換とスポークの交換にも挑戦しました。
☆パンク修理
パンクの修理は,もちろん,道具が必要ですけど,▼の100円ショップのパンク修理用品で十分だと思います。パッチが数枚と,ゴム糊,タイヤレバーが入って100円はお得です。タイヤレバーはプラ製でちょっとチャチですが,十分な強度があります。
タイヤレバーを2つ使って,タイヤを外し,チューブを引っ張り出して自転車屋さんがやるように,少し空気を入れてバケツに張った水で空気が漏れている個所を見つけます。
ただ,タイヤにしっかり空気を入れて,しばらくは何ともなくても,翌朝にはタイヤがしぼんでいる.....というスローリークの場合は見つけるのが厄介です。ほんの針の穴みたいな穴が開いているだけなんですね.....。
穴あき個所を見つけたら#100位の粗いサンドペーパーかけてゴム糊を塗って,パッチを貼ればOKです。
硬い床か,かなとことプラハンマーか木製ハンマーでパッチを貼ったところをたたいておくとよいです。カナヅチは避けた方がよいと思います。1回,失敗しました.....カナヅチだとヘタすると逆に穴開けちゃいますので....
iruchanはこのあと,1時間ほど放置してチューブを元に戻しています。自転車屋さんはすぐに入れちゃいますけど,問題ないですね。
素人がやると,どうもダメで,すぐに空気を入れるとダメです。
☆チューブ交換
パンクしすぎてパッチだらけになったり,そもそもチューブが破裂して数cmもの開口部ができたらチューブを交換するしかありません。
ホームセンターへ行くと,ママチャリどころか,結構,高級なスポーツ用のチューブなんかも売っているので,楽です。700円くらいでしょうか。
折りたたみ自転車用で, 20×1.50~20×1.75用です。リム径×タイヤ幅(ともにインチ)なんですけど,インチは分数で表すので,本来なら20×1 3/4~20×1 1/2用と書くべきですけど,こうは書いていません。ママチャリだと,たいてい,20×1 3/8なんですけど,なんでこう,バラバラな表記なのか,イラ立ちますね
おまけに,20×1.50と20×1 1/2は数値としては同じだけれど,互換性はないそうです。もう,いったい,どうなっとるんや!
1台はチューブが破裂していたので,交換しました。
これ,前輪なら簡単なんですけど.......たいていはチューブが破裂するのは後輪だから厄介なんですよね.....
前輪だったら,タイヤをリムごと外してさっきのタイヤレバーでタイヤをこじってやるとタイヤが外れます。
前輪だと,スパナは対辺14mmのものが必要です。
一方,ど~ゆ~理由なのか,わかりませんが,後輪はスパナは対辺15mmのものが必要です。なんでこんなことになっているんでしょうか。そもそも,市販のセットとして売られているスパナの場合,11,12,14mmと来て,次は17mmまで飛んでいるのが普通です。対辺15mmのものは別に買ってこないとダメなんです。困ったな.....
PROXXONに14と15の組み合わせのレンチがありました。国産のKTCやTONEはこんな組み合わせじゃないので,これは助かります。残念ながら対辺サイズはシルク印刷で,そのうち消えてしまいそう.....
でも,まあ,自転車修理なんてするくらいだけなので十分だと思います。普通なら2本いるのに1本で949円だったし,よかったです。
モンキーレンチを使う人もいるかと思いますが,iruchanはモンキーはけがのもとなので,使わないことにしています。
という次第で,後輪のチューブ交換は大変です。おまけにヘタに外すと元に戻せなくなります。
いろいろネットを見て勉強させていただきました。
まず,すべてのワイヤーを外し,チェーンまで外さないと後輪は外せません。
ブレーキやギヤチェンジのワイヤーを外します。自転車にあるボルト類はたいていM6なので,対辺10mmのスパナで用が足ります。
まずはブレーキやギヤチェンジのワイヤーを外します。
ブレーキはキャリパーブレーキと,ドラムブレーキの2種類が多いですが,どちらもボルトはM6のようです。
タイヤ交換の場合,キャリパーブレーキの方が楽です。電車のディスクブレーキのように,制輪子? が車輪のリムを挟む構造になっています。これが開いていても,タイヤがつっかえるので,ワイヤーを外さないとダメです。
自動車と同じ,ドラムブレーキの場合は,ブレーキ留め具を外します。
また,チェーン引きというU字型の部品がフレームの端についているので外します。これはチェーンのたるみ調整用なんだそうですけど,車軸の向きを調整するのもこれです。
上記どのボルトもM6です。
あとで,気がついたのですが,これらのブレーキ留め具やボルトの位置をマジックで印つけておくと便利です。
次に,ギヤチェンジがついているとさらに厄介です。
ギヤチェンジ用のワイヤはうまく隙間があって,外せるようになっています。
ここは写真を見るとわかりますが,普通のスパナじゃなく,ボックスレンチの方が便利ですね.....。
最初,iruchanは,ハンドルのシフトレバーを分解してワイヤーを緩めないとダメか......と思いましたが,よく見てみると,後輪のところでワイヤーを外せるようになっていて助かりました。
あとは,例の対辺15mmのスパナで後輪を留めているボルトを緩めます。
チューブの交換は前輪と同じです。
☆スポークの交換
これはもっと厄介で,前輪は在姿の状態で交換できますが,後輪は車輪を外さないと難しい......と言うより,外しても面倒なんですけどね......
これも専用工具が必要。さらに,ニップル回しとか,スポーク回しと呼ばれる工具を買っておかないといけません。
それだけでなく,実を言うと結構スポークって,長さが非常にシビアなので,カットするスポークカッターが必要です......
さすがにiruchanはスポークカッターなんて買わずに,もとから持っていたワイヤーカッターで代用しましたけど.....。
違いは,切る向きです。
ワイヤーカッターは工具をスポークに直角に当てますが,スポークカッターはスポークの向きに合わせてカットします。
もし,後で述べるように,スポークがニップルのお尻からはみ出たときはスポークカッターで切れますが,まあ,ワイヤーカッターでも,そうなった場合,また一度,スポークを外して切ればよいだけのことです。
以前,iruchanはワイヤーカッターを買ってあったので十分でした。残念ながら,さすがにニッパーではスポークは切れません。
次の問題はそもそも,何mmのスポークがいるのか......ということです。
太さの方はママチャリだとたいていは#14のはずです。φ2mmのはずですが,長さは正直,規格で決まっているのか....。そもそもママチャリだとタイヤ径は26インチのはずですが,26インチの自転車でもスポークの長さは何種類かあるようです。
困ったな.....
結局,手っ取り早い話,どれか1本抜いて調べる方がよいです。
どういうわけか,iruchanの嫁はんの自転車の前輪だけ,大量に錆びてしまっていて,交換するので錆びたヤツを1本抜いて,長さを調べたら282mmでした。自転車のタイヤはリム径×タイヤ幅ということでインチ単位で表し,ママチャリの場合,26×1 3/8というタイヤでこの長さのものが多いようです。また,タイヤ側面にタイヤの種類は書いてある.........のですが.......。
タイヤのゴムが劣化して読めない場合も多いんですよね.....
なんとか,かろうじて26×1 3/8であることはわかりますけど.....。
ところが,娘の自転車は同じサイズなのに,スポークは272mmです。どうして10mm短いのか.....
と言う次第で,やはりスポークは1本抜いて調べる方が手っ取り早いです。
そこで,monotaroを調べるとぴったりのがありました。アサヒサイクル製36本入りで,ニップルまでついていて,たったの559円でした。
ステンレス製買うと非常に丈夫だし,錆びないのでいい,と思いますが,結構高いですし,このアサヒサイクルさんのはとても品質がよく,安くてもよいものだと思います。
←→はスポークを外す向きです。雌ネジを回すので,普通のねじと逆になります。▲の写真で,右側を手前に回します。
でも,自転車の場合,スポークはまったく同じものを買っても,微妙に車輪のリム径が異なり,やはり切って調整しないとダメ,と言う場合があります。
ニップルを突き抜けて,チューブにスポークが接触するとチューブがパンクします。
そうならないよう,一応,リムフラップとよばれる平べったいゴムのリングが入っているのですが,これが本当にうすいさちよ!
このおばさんです。常に薄幸を嘆いています
せいぜい t 0.5くらいしかなく,スポークが簡単に突き抜けちゃいます。
せめてt1.5くらいあるとパンクしない,と思うんですけどね.....。
と言う次第で,スポーク交換後はお尻を確認して,スポークが突き抜けていないことを確認しておきませう。
余談ですけど,自転車部品はamazonでは買わない方がいいと思います。中華製の怪しいものばかりで,品質も不安ですし,何よりスポークは長さが本当にシビアなんですが,ぴったりという長さのものは売っていない,と思います。
monotaroだとビックリ。ずらりとスポークがリストアップされていて,助かりました。ちなみにmonotaroだとリムフラップも売っています。
錆びもなくなり,嫁はんは上機嫌でした......
ただ,嫁はんのママチャリは国産大手のB社製なんですけど......。
なぜか,錆びたスポークは全部前輪。
後輪はまったく錆びていません。
スーパーで買ってきた,安物の自転車なので,おそらく,荷重が厳しい後輪は高級品,前輪はそれほど荷重がかからないので低級品,と使い分けているんだ,と思います。
う~~ん,なんだかなぁ~~。
1円でもコストを下げたいのはわかりますが,さっきのリムフラップ同様,どうにも自転車というのは簡単に故障するようになっているような気がしてなりません。そもそもなんで今どきゴムチューブに空気入れてんのか....フォークリフトなどはこんなこととうに止めて,ウレタン樹脂使ったノーパンクタイヤですよね。
交換はかなり手間取りますが,これで,ようやく嫁はんのママチャリのスポークを一気に24本も交換しました。
一番上はアサヒサイクル製の新品です。ぴったり同じ長さです。
また,iruchanは嫁はんと同じB社製の折りたたみ式自転車を使っていますが,タイヤは20インチ(20×1.75)で,スポーク交換はさらに厄介
スポーク自体は192mmと短いです。太さは同じ#14でした。
ただ,以前,amazonで買ったやつで修理していたのですが,どうにも品質が悪く,すぐに折れるし,なにより黒塗装のタイプで,格好悪いので,この際,全部,アサヒサイクルさんのシルバーのスポークに取り替えました。
後輪を外して取り替えたので,比較的やりやすかったですが,朝9時に始めて修理完了まで昼飯はさんで4時間かかりました......
ブレーキユニット側が大変ですが,反対側のスプロケットにスポークを通す穴が開いているので,これを利用します。iruchanはこれに気づかず,かなり苦労しました.....
車輪外しちゃうと,▲みたいに楽なんですが,これでも大変苦労します。
といって,これに気がついたから,と言ってまだ難行苦行なんですけどね......
このあとの公式試運転の結果は良好でした
☆ブレーキグリスの注油
ブレーキユニットのところの写真をご覧になるとわかりますが,グリスの注油口があります。
ついでなので,ここにグリスを注油しておきます。これが切れるとブレーキをかける度に,キー,キーうるさいです。そういや,iruchanの折りたたみ自転車はブレーキ時にすごい音がすることがありました
簡単にラジオペンチで注油栓を外せるので,モリブデングリスを注入します。
モリブデングリスは高荷重,高熱部分に使用するグリスで,二硫化モリブデンが入っていて,色が黒いです。
ドラムブレーキ用には,シマノのローラーブレーキグリス,というのが純正品なんでしょうけど......ちょっと高いですよね~。
100g入りで1,000円以上しますし,かといって100gもあっても使い切れない......。
と言う次第で,iruchanは手持ちのタミヤのモリブデングリスを使いました。これなら10gで300円ほどです。
量は,シマノの説明書読むと大量にいる,と言う感じですが,ほんの少しでいいはずです。入れすぎると後ろから漏れてくるらしいです。もったいない。
タミヤのは模型用。チューブ入りで,使いやすいです。ブレーキかけても非常に静かになりました
☆ハンドルグリップ交換
これも長年使っているとゴムが劣化してねちゃねちゃしたり.....キモー 亀裂が入ったりしますので,交換します。
結構面倒で,力もいりますが,抜くときはカッターで切っちゃえば早いです。
入れるときが大変ですけど,中性洗剤入れた水をしみこませてはめれば簡単です。サラダ油使う,という人もいらっしゃるようですけど.....。
monotaroでエルゴタイプという形のを使いました。
☆ ☆ ☆
ようやくこれで自転車も修理できました。無事に公式試運転? も完了しました。
でも,自転車の修理も結構しますよね。iruchanの住んでいるところだと,パンク修理だと1,000円くらい,チューブ交換で2,700円,タイヤ交換だと5,000円,と言うところです。スポークの交換はお願いしたことはありませんので,修理代はちょっとわかりません。
自分でやれば材料費は数百円~2,000円くらいなので,やってみる価値はあると思います。
胎内記憶について
2022年4月3日の日記
ようやく桜が咲きました。4月2日撮影。レンズは60年前のNikkor 35mm F2.5です。
昨日までの予報が一転し,予報では今日はだったのに,夜明け前から。昨日の予報と全然違うのに驚きました。2つ高気圧が並んでいて,今日は気圧の谷に入るのに,雨の予測をどこかで間違ったようです。
冷たいが降る中,娘は巣立っていきました。
自分の生まれ育った地元・北陸の大学には落ち,遠く離れた大学に行きました。
親としてはやれやれ,と言う感じと,何かしらやはり寂しさを感じます。iruchanも20年ほど前,親元を離れて1人暮らしを始めましたけど,親たちはこんな風に思っていたのか.....と思いました。
さて,娘のことですけど,あれから18年も経つのか,という気がします。
初めての子で,結婚してから4年,子供ができなかったので,生まれたときはうれしかった.....と書きたいのはやまやまですが,正直,とても不安でした。この子をどうやって育てればいいのか,自分を親と思ってくれるのか,将来,非行に走ったりしないか....とか,そんなことが頭をよぎりました。
まあ,それなりに娘はいい子で,ちゃんとiruchanを父親だと思ってくれていますし,彼女なりに尊敬もしてくれているようです。
と言う次第ですけど,生まれたときはiruchanも産科の病院で嫁はんの出産に立ち会ったので,やはり女性は偉大だな,と思いましたし,なによりそれこそ血まみれで生まれてくる我が子を見てびっくりしたのは事実で,不安に思ったのも無理ないのかもしれません。
赤ん坊は正常分娩なら,母親の背中を向いて生まれてきて,最初のうちは狭い産道をくぐり抜けるため,頭蓋骨が折りたたまれて小さくなり,頭が三角になっていて,それが出たり入ったりする,と言うのは聞いていましたけど,実際にその様子を見ると驚くというより,正直,怖かったです。それに,首が完全に出ると今度はクルッと90゜回転して横を向く,なんて実際にそうだったわけですけど,後から本を読んで知ってビックリ,と言う次第でした。おまけに目はつむったまま,また,首が圧迫されるからか,チアノーゼみたいになってどす黒い顔をしているのにもビックリでした。
思わず,「先生,大丈夫ですか?」なんて聞こうとしたくらいですから,今思い出しても,やはり不安になるのも無理はない,と思います。
さすがに嫁はんのお世話になった産科の先生は地域の名医として有名な先生で,平然としておられるので,大丈夫,とは思いましたけど.....。
さて,今日はその娘に聞いた胎内記憶の話です。
以前からiruchanは興味があって,知りたい,と思っていました。
ところが,どうも残念ながら,人間の記憶というものは4,5歳になると一度,どういうわけかリセットされるらしく,もちろんiruchanも自分が生まれた前後のことなんか,まったく記憶していません。一番古い記憶は幼稚園でお漏らしした,ことです.....
でも,4,5歳で消える,ということは3歳なら記憶があるはず,ですね。それに,最初は,あ~~,とか,う~~~,とか喃語をしゃべっている赤ん坊も,3歳くらいになると特に女の子は成長が早く,それなりの会話ができるようになりますから,聞いてみれば何かわかるかもしれません。ちなみに下の坊主はiruchan同様,3歳ではまだ会話ができませんでした。
ということで娘が3歳になった頃,聞いたことを書いておきたい,と思います。
○○(娘の名)ちゃんはお母さんのお腹の中にいたときのこと,覚えてる?
って聞いたら,娘ははっきり,
おぼえてる~~~。
と答えました。
ちょっと驚きましたが,続いて質問。
中はどうだった?
うかんでた.....。
と答えました。う~~ん,なんかウソくさいけど,娘はそう答えました。羊水の中で,頭を下にして寝ているわけですし,そんな風に感じていたのかもしれません。
ひょっとして,目が見えているかもしれないと思い,
目は見えてた?
と聞くと,
くらかった.....。
と言うことは目が見えている,と言うことですね
iruchanが子供の頃,赤ん坊は目が見えない,と言うことになっていました。ネコの子なんか,完全にそうですよね。そもそも目をつむっていますし。
でも,最近の研究では人間の子は生まれた直後から目が見えている,と言うことになっています。
まあ,恐竜がiruchanが子供の頃は爬虫類でしたけど,かなり前から鳥類の先祖で,温血動物で羽毛が生えていた,と言うことになっているくらいなのですから,科学の進歩はスゴいです。とはいえ,そういや,1910年代に提唱された大陸移動説はまったく受け入れられませんでしたが,ある程度,理解されるようになってからもその理由がずっとわからず,基礎であるプレートテクトニクスの理論が確立したのは1960年代になってから,と言うのですから最近です。これじゃ,地震の予知なんてできるわけがない,と思います。
と言う次第ですけど,赤ん坊が生まれた直後から目が見えている,ということなら,胎内でも,まだ当然,羊水の中ですから,ぼんやりと明かりが見える程度のことだとは思いますが,娘は目が見えていて,少なくとも明るさは感じていたようです。
ついでに,もし,目が見えているなら,耳も聞こえているはず,と考えました。
お母さんやお父さんの声は聞こえていた?
きこえてたよ。
と娘は答えました。やっぱりそうか。
よく,赤ん坊が母親の顔を見て笑いますが,これは心理学者によると,親は子供の笑い顔を見てそれがうれしくなって,子供の世話をするので,それを子供が本能的に知っていて笑うのだ,という説明がなされますが,単に,胎内で声を聞いていたので,聞き慣れた声がして安心して笑っているのではないでしょうか。この人がおかあちゃんか....って思っているのでしょう。
生まれたときはどうだった?
くるしかった......。
なるほど。やはりそうか。どおりで苦しそうな表情でしたし,赤ん坊にとっても出生は一大事業なのだと思います。
あと,胎内記憶じゃないですけど,この頃,小児科の先生に,
食べるものはなにが好きかな?
と聞かれ,
やさい~~。
と答えたので,先生が喜んで,
じゃ,野菜の中ではなにが好きかな?
ぶろっこり~~。
と答えてなおさら先生が喜んだ,と言うのも思い出しました。そういや,娘はよく,小さなプラスチックの皿に載せた,小さく刻んだブロッコリを手づかみでよく食べていました。
iruchanは今はちゃんと食べますけど,ブロッコリはあまり好きではなく,子供の頃になくてよかった,と思っています。昔は日本では見かけない野菜でしたからね....。
おまけに,その先生は高齢の女性でしたが,驚いたことにiruchanが子供の頃,よく診ていただいた先生と学生時分同期だった,とわかってビックリした記憶があります。その頃,iruchanは自分が生まれたところとはずっと遠くに住んでいたんですけど.....。こういうこともあるのですね....。
☆ ☆ ☆
こうやって生まれてきた娘もとうとう,大学生です。▲のようなことをしゃべっていたのに,この前聞いてみたら,そんなこと言ってたの,と言う次第ですから,やはり幼少期の記憶は消えてしまうようです。
それに,もうひとつ,実験すべきことがありました。
どうも,日本人の子は "うまみ" をおぼえているらしく,だしを薄くお湯でのばして哺乳瓶で与えるとうれしそうな顔をする,とのこと。そういや,娘は魚が好きなので,たぶん,娘もこうやってみたら,喜んだだろう,という気がしますが,実験し損ねました......。
最後に,なんかやれやれ,と言う気持ちもしますけど,彼女の将来に幸あれ,と思います。
また,本当に嫁はんには感謝,です。母もそうだったと思いましたけど,やはり女性は偉大です。
神田沙也加さんのご冥福をお祈り申し上げます。
2021年12月19日の日記
ものすごく悲しい日になってしまいました。
今朝,iruchanはいつもどおり,5時頃起きて,いつも見る,NHKのNEWS WEBをみると訃報が出ていました。NHKの発信時刻は4:55になっていましたから,iruchanは発表直後に見たのだと思います。
神田なんとかって,もちろん,沙也加さんだとは夢にも思わず,すぐに思いつかなくて,神田姓の芸能人って誰だろう....って最初,一生懸命に考えていました。
昨夜,神田沙也加さんがお亡くなりになりました。享年35歳だそうです。
"アナと雪の女王" が大好きなiruchanはもう悲しくてしかたありません。彼女のアナは本当に素晴らしかった!! 世界最高のアナだった,と信じて疑いませんし,皆さん,そうお思いのことと思います。
また,前回,アナ雪2のところで,神田沙也加さんが歌う,"わたしにできること" が素晴らしくて,絶唱だと書きかけてやめたのですが,それが現実になってしまったようで,もうものすごく残念です。
どういう風に悩み,また苦しんでおられたのか,全くわかりませんが,生まれてからずっと偉大な母親の影を畏れ,母親を追い越そうと努力し,また,その結果としてその成果と実力が大いに世間から評価されるようになっても,さらなる高みへと目標を掲げ,努力すればするほど遠くなるゴールに向かって終わりのないマラソンコースを全速力で走っておられたのではないか,と思います。
iruchanは以前から,もしかしてそうではないかと心配していました。もう,皆あなたの歌や魅力が素晴らしいことは認めていますよ,一度,ゆっくり,肩の力を抜いて休んでみてはいかがですか,と思っていました。そして,最後にとうとう燃え尽きてしまわれました......。
われわれ,平凡な庶民に生まれた者とは比較にならない,大変な重圧と苦悩に耐えてこられたことと思います。
正直,今年はiruchanも父が亡くなり,また年も押し詰まってから大好きな女優さんが世を去り,本当に今年は信じられないほど,よくない年でした。
あなたはもう,この世にはいらっしゃらないのですね.....。
神田沙也加さんの冥福をお祈り申し上げますとともに,どうかお安らかに,ゆっくり休んでください,と思うしかありません。
iruchanはとても楽しい思い出をいっぱい作ってもらって,本当に感謝しています。もう,お礼の言葉もありませんが,ありがとうございました。どうかゆっくりお休みになってください。