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KATO EF64 1000番台の整備 [模型]

2010年4月20日の日記

京阪の鉄コレを買った後,北陸の実家に帰って近所の模型屋さんをのぞいてみますとKATOのEF64 1000番台がありました。去年出たやつですね。

実を言うと,EF64は全然沿線じゃないのであまり好きな形式ではなく,近代機だとEF60の1次形なんかが好きなんですが(古っ!),もうEF64も古参機となり,そろそろ消えつつありますので模型で残しておこうと思いました。

ご存じの通り,実機は1964年生まれで,出力2550kWの山岳用機関車です。20年近く経って,1980年に大幅モデルチェンジして1000番台が生まれています。本来ならEF67とか,EF68とか新形式にすべきだと思いますが,国鉄末期の労使紛争華やかなりし頃なので,番台区分でお茶を濁したのでしょう。新形式を登場させるには組合の承認が必要な時代でした。

KATOのEF64 1000番台は昨年10月に登場しています。買っておけばよかったですが,今ごろ買ってきました。

webで前照灯がオレンジ色だったのはよく知っていますので,早速分解してLEDを交換します。

EF64 1000-3'.jpg

    EF80などと同じく,チップタイプのオレンジ色LEDを使っていました。

秋葉で売っている,A-Bright社のAL-HW435Aという2012タイプ(2.0mm×1.2mm)という非常に小さな白色LEDに交換しました。白色なのでこのままだと前照灯がHIDランプみたいになって高速道路でオラ,オラ,オラとアルファードなんかが追いかけて来るみたいで不愉快なのでポスカの "うすだいだい" を塗って電球色化? します。

また,例によって反対側エンドの前照灯がレールのギャップなどを通過する際にチラ,チラと点灯するのを防ぐためのチップのコンデンサがついているので撤去しておきます。これを残しておくと,このコンデンサがローパスフィルタとして作用し,前照灯の点灯が遅れて車両が動き出してから点灯します。

また,もとのオレンジ色LEDの輝度が低いためか,電流制限抵抗は560Ωと小さいので,1kΩに増やしておきます。560Ωのまま白色LEDに交換すると明るすぎます。

EF64 1000-1.jpg

EF64 1000-2.jpg やっぱ,こうでしょ? という感じです。

とてもいい感じに光りました。とても実感的です。色はデジカメだと白く写りますが,模型の方はかなり黄色めの電球色ぽく光っています。

ただ,前照灯の交換や手すり,防護無線などの取りつけは簡単でしたが,EF210のときもえらく手間取りましたが,カプラーの交換が大変。ナックルカプラーを取り付けるのに,どうしても後ろの板バネが外れてしまい,大変です。スカートが切り欠いてなく,穴になっているので,そこにカプラーを差し込み,スノープラウの中心ピンをカプラーの穴に差し込みつつ,板バネを外さないように車体に固定するのは至難の業です。何とか改善をお願いします。最初からナックルカプラー仕様でもいいと思いますが,いかがでしょうか。

 

 


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