上高地まで.... [紀行]
2015年8月21日の日記
今年の夏は子供たちをどこにも連れて行ってやれないので,どこかで楽しい思い出を,と思っていました。でももう今頃から探してもどこも空いていないし....,と思っていたら上高地のキャンプ場で空きがあったので速攻で申し込んで子供を連れて行ってきました。
泊まったのは森のリゾート小梨さんです。2年前にもお世話になっています。ケビン(バンガロー)が何種類かあって,キッチン,水道もついていてとてもきれいで,食堂や風呂もあるので,快適です。何より自然豊かな上高地のど真ん中で泊まれるのはうれしいことです。
松本からアルピコ交通上高地線で新島々へ。どうしてもまだ私はアルピコ交通にはなじめませんけど.....。やっぱ松本電鉄の方がしっくりきます。それに,新島々~島々間が廃止になったのも昨日のことのように覚えているジジイなので,余計ですね.....(^^;)。
ちなみに松本電鉄・新島々~島々間の廃止は1984年12月31日のことです。台風で不通になる前に乗りに行っておけばよかったと後悔しています。
新島々からはアルピコ交通のバスで上高地へ。途中の沢渡駐車場から満員です。でも,マイカー規制のおかげで上高地までの県道は渋滞もなく,無事に上高地に着きました。
これは本当にすばらしいことだと思います。国立公園の自然保護のため,とても重要なことだと思います。乗鞍や富士山などもこうすべきではないでしょうか。また,我々ビジターにとっても渋滞に悩まされることもなく現地に行けるのでとても助かります。
今回は,終点の上高地バスターミナルじゃなく,大正池で下車します。ここから3kmのハイキングです。前回は,バスで終点まで行ってしまって失敗でした。時間に余裕があればここで下りて歩いて行くのをおすすめします。
バス停から道を下ってすぐの大正池の絶景に驚きます。この日は曇っていましたが,割に天気がよく,焼岳もきれいに見えました。
ここから田代湖~ウェストン碑を巡って,河童橋へ。
どうも湖という名前の割に浅いな,と思ったら1975年の水害で大部分が埋まってしまったようです。
上高地を初めて訪れた外国人ウォルター・ウェストン(1861~1940)の碑が残されています。 「日本アルプスの登山と探検」(岩波文庫)を読んだのでぜひ訪れたい,と思っていました。でも,うっかりすると通り過ぎちゃうのでご注意ください。梓川右岸の上高地ルミエスタホテルの上流側にあります。
1時間ほどで河童橋に着きます。そこから奥にリゾート小梨のキャンプ場があります。早速コンロを借りて今日は焼き肉です。肉や野菜,お米までレストランでリーズナブルな価格で売っているので,何も持ってこなくても楽しめます。
きれいなお風呂に入ってTVを観たらぐっすり寝てしまいました......。
翌朝は,昨日炊いたご飯で朝食です。
驚いたことにご飯がすばらしくおいしいのです。実を言うと,お米は家から持参して,ケビン備え付けの炊飯器で炊いたので,同じご飯なんですけど,なぜか全然違うのです。ご飯好きの愚息はあっという間にご飯とインスタント味噌汁で大盛りのご飯を2杯食べてしまいました。やはり水が違うのでしょうか。
今日は朝から雨。ちょっと残念ですが,持参したカッパを着て明神池まで往復します。
幸い,明神池に着く頃には雨もやみ,霧に包まれた明神池を楽しむことができました。この風景も本当にすばらしいもので,日本ではなかなかこういう景色を見ることができないと思います。でも雨が上がったら霧もあっという間に消えてしまいました。▲のような写真はなかなか撮れないようです。
帰りは梓川右岸を通ります。ちょうど河童橋~明神池~河童橋で一周する格好になります。
ところが,途中で大驚き!
ずっと先を歩いていた子供たちが慌てて戻ってきます。なんだ~? と思ったら......。
5,6匹の猿の群れが食事中でした。子猿がふざけて母親にまとわりついているのがかわいかったです。この猿はこの後,道に出てきて,私の前を堂々と歩いて行きました......。
昼過ぎにケビンに戻ります。ビジターセンターやバスターミナルでお土産を買って,今日はケビンでカレーを作って食べました。このカレーも普段と違って,とてもおいしかったです。やはりご飯が全然味が違いました。
翌朝,上高地郵便局へ立ち寄って絵はがきを出したりして昼前のバスで帰りました。子供たちは大満足のようで,"また行きたい" といっていますし,もう次の計画をしていました。親としてはほっと一安心です。
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