KATO EF510 入線

2011年10月22日の日記

ED16と一緒に，EF510も引き取ってきました。鉄道模型の国鉄分割民営化反対なので，Nゲージも国鉄型ばかりですが，北陸を走るのは一部例外で，683系とこの機関車は持っています。やっぱ，地元ですからね....。

EF510はトミックス，マイクロエースと競作になっていて，前回，Tomixを買いました。KATOのはその頃，品切れで，その後，北斗星色が出ましたが一般型は再生産されず，今年夏に，ようやく再生産されましたのでゲットしました。

Tomixのもよくできていると思いましたが，若干塗装が安っぽい感じで，KATOのと並べてみるとずいぶん感じが違います。マイクロエースのは論評の対象外ですね。

実車は2002年から生産され，いまや日本海縦貫線の主力に成長しています。出力3,390kWは先行した，EF500の半分ほどですが，変電所の容量を考えると仕方ないところでしょう。欧州だと，D形機でもこれくらいの出力を持っているものがありますが，日本の貧弱な線路ではF形にせざるを得ないでしょう。そのため，非常に全長が長く，全長は19.8mとほとんど電車1両分あります。EF81に比べて1mほど長いだけなのですが，ずいぶんと長く感じます。JR貨物が13両，JR東日本が15両所有しています。次はいよいよJR西日本か，と言う気がしていますが，再来年の北陸新幹線開業を控え，金沢～直江津間が第3セクターに移管されるので，「日本海」と「トワイライトエクスプレス」が残るのか，心配しています。「トワイライトエクスプレス」は旅行会社が反対するので，残ると思いますが，「日本海」が残るかどうか，心配です。それ以前に，長大な在来線の経営を地元がしなければならないことに怒りを覚えます。整備新幹線って40年も前の国鉄が大赤字だった頃の仕組みなので，見直しが必要だと思います。

　内部

例によって，停止中に前照灯を点灯させることができませんので，内部の基板を改造します。驚いたことに，前回生産時の動力とは変わっていて，今回のは新しい動力になっています。前照灯の基板も異なります。

　スナバ回路配線

左側のLEDの根元にある，コンデンサがいたずらして，PWM式のコントローラを使っても停止中に前照灯を点灯させることができません。それでこのコンデンサを撤去すると，今度はモータのインダクタンス分によりレールのギャップ通過時などは後位側の前照灯がチラチラと点灯する現象が出ます。これを防ぐために，モータにパラにスナバ回路を挿入します。詳しくは前回のブログをご参照ください。簡単に改造できますので，試してみてください。ただ，抵抗とコンデンサを直列にハンダ付けする部分に，パターンがあり，うっかりこのパターンにハンダがついてしまうとまずいので注意してください。今回は絶縁用に紙をはさみました。

ただ，今回は少し難航しました。抵抗値が従来は270Ωでしたが，これではうまく行かず，テストしてみるとやはり後位側のLEDが点灯してしまいました。それで，この抵抗を51Ωに変更しています。

　わかりにくいですが，後位側は点灯しません。

基板を交換するついでに，カプラーも交換しますが，このようにいったん，ボディを外したついでに，スカートを外してやると簡単です。いつも，ナックルカプラーへの交換は苦労していましたが，こうすると簡単です。なお，付属していたナックルカプラーはEF62の時もそうでしたが，長すぎるので，買いだめしてある，軸の短いものに交換しています。

　カプラーの交換

　

PWM式のコントローラを使って，出力を絞っておくと，停止中にも前照灯を点灯させることができます。写真を撮るのも楽ですね。

　なんかちょっと前照灯は黄色すぎる感じですけどね。

この回路にしておくと，このように停止中に前照灯を点灯させることができます。また，走り去っていく機関車を見ても，後ろ側の前照灯はまったく点灯しません。

これからTomixのEF510と並べてニマーっとしましょう。

　鉄コレ式制御器で4重連!

鉄コレ式制御器101系運転台型コントローラに電流ブースタを取りつけて愚息（6歳）と遊んでいます。息子は2ハンドル式のコントローラの使い方を覚え，器用に運転します。そして，こんな風に遊んでいます。12V，1.5Aの容量がある電流ブースタを設計して取りつけたので，普通のNゲージ車両が運転できます。KATOの機関車単独だと，動力性能がよすぎて1Nで飛び出してしまい，ラピッドスタートになっちゃいますけどね。今日はパーシーを先頭に，EF510，DD54，ED16の4重連でブッ飛ばしてます......。

よい子はこんな遊びをしちゃいけません!!!