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KATO EF16入線 [模型]

2010年4月11日の日記

KATOのEF16を買いに行ってきました。某掲示板では,秋葉原ではすでに売り切れ,と書いてあったので,ちょっと焦りました。

でも近所の模型屋さんにたくさんありました。そうですよね,こんなにすぐになくなってもらっちゃ困ります。EF15やEF16は旧型電機の中でもやはり最後期の機関車であるためか,デザイン的にも洗練され,すっきりした姿がとても気に入っています。と言う次第で,この機関車が出るとすぐに買ってしまいます。

KATOからはEF16は初めてです。EF15の初期型ボディにグロベンを載せて,ちょっとEF15と違うスタイルになっているところが面白いです。

実車は1947年から量産されているEF15を1951年に改造して奥羽本線板谷峠越え用に回生ブレーキを搭載したもので,20号以降は上越線清水峠用に1955年に改造されたものです。板谷越え用はEF15時代にタイヤがゆるまないよう,水をかけながら峠を下ってきた頃の名残で水タンクを搭載しているのが特徴ですが,上越用は最初から回生ブレーキ搭載だったので,水タンクはありません。板谷峠用は屋根に四角い水タンクを背負っていて,異様な感じです。こちらも形態的には面白いのですが,ちょっとゲテものの類になるでしょうか。

それにしても鉄道というのは勾配を登るより,下る方が大変で,安定して下ってくるためには発電ブレーキが必要です。EF64 1000番台などがそうですね。余談ですが,EF64 1000番台は0番台と大きく異なるので,本来ならEF16のように別形式にしないといけないと思いますが,労使紛争華やかなりし頃なので,新形式とすると組合の承認を得なければならず,番台区分でお茶を濁したのでしょう。EF16の場合,技術的にむずかしい回生ブレーキの方を採用しているのが不思議ですが,抵抗器を搭載するスペースがなかったのでしょう。回生ブレーキだと,モータの取り換え(直巻→複巻)のほか,界磁コイル制御装置を搭載すれば,何とかなったのでしょう。

残念ながら,実機は見たことがありません。やっぱ,福島も新潟も遠すぎました。

EF16-1.jpg

EF15同様,意外に分解はむずかしいです。この位置にツメがあります。ツメはボディではなく,ガラスについています。

EF16-2.jpg

例によって逆向き点灯防止用のチップコンデンサを撤去しないと,停止中に前照灯を点灯させておくことができません。

EF16-4.jpg

なかなか前照灯も明るくていい感じです。KATOも最近の機関車は電球色LEDを使っています。もっとも,LED自体は白色で,導光材に少し色が入っているのでしょう。↑ のコンデンサを撤去し,コントローラにPWM(パルス)タイプのものを使用すると,このように停止中でも点灯させておくことができます。

EF16-5.jpg

屋根上のグロベン。なんか意外な感じで面白いです。一般に,電車の場合,寒地は115系のように押し込み型で,グロベンは静岡や山陽地区の113系など,暖地と決まっているのですが,EF16は大丈夫だったのでしょうか。グロベンの場合,シャッターは出口側(室内側)にしかなく,積もった雪が溶けると水が漏れてくるので大変ですが,EF16はどうだったのでしょうか。

EF16-3.jpg

ナンバーの貼付はこのようにマイナスのドライバーに両面テープを貼りつけてやると簡単です。接着剤はセメダインの透明エポキシを愛用しています。瞬間だとはみ出すとボディが白くなってひどい目にあいますし,ゴム系はネバネバと扱いにくく,そのくせ接着力が弱くて困りますが,透明エポキシは粘性も低く,使いやすいです。もしはみ出ても透明なので目立たないのもいいと思います。

ところで,ここで大失敗。実はKATOの説明書は間違いがあるんですね。まいりました。グロベンは20,23号機と書いてありますが,21,22号機がグロベンというのが正しいです。ナンバーは23号機にしてしまいました.....orz。webでもお詫びがありました。もぅおっ~~!! おじさんは怒ったぞ~~!!

 


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