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KATO C55入線 [模型]

2011年6月4日

とうとう本ブログも30万アクセスを達成しました。2007年8月の開設以来,10万アクセスまでが長くて,3年かかりましたが,20万から30万までは1年でした。googleで検索すると,トップに表示される記事もあり,これも皆様のご愛読のおかげです。これからも皆様のお役に立てるブログを目指して頑張りたいと思います。

さて,今日はKATOのC55を整備します。今年2月に再生産されたものです。

以前,マイクロエースのC55 20改良版をご紹介していますが,今回は流線型でなく,標準型のC55です。まあ,あまりKATOさんは改造したものは出さない主義らしく,C55も1997年に発売されているようなので,昔からの定番商品ですが,流線型は出ていません。

C55は1935年から38年にかけて製造された亜幹線旅客列車用です。全部で71両製造されたうち,20~40の21両が流線型になっているのはご存じの通りです。C51の後継として製造されたC54が軸重配置のミスから空転頻発で失敗作とされ,本格的なC51の後継機となっています。流線型はC53 43で試作されていますが,C53は例の国産唯一の3シリンダ機ということも相まって,現場で嫌われ,結局,2シリンダで同等以上の出力を出せる本機が量産されました。

模型の方はとてもかっちりとよくできていると思います。

いつもの通り,走らせてみると前照灯が暗く,色も赤みを帯びているので,電球仕様のようです。実機も当時の電球は暗く,模型としてもこんなものか,とも思うのですが, やはり明るい前照灯の方が好きなので,LED化します。

kato C55.jpg ↑ 部分をつまようじで広げます。

まずはボディを外さないといけませんが,SLなので,慎重にやりましょう。でも,実はSLの分解は案外簡単です。マイクロエースのだと,先輪部分にねじがついていて,それがボディと足回りを固定していますが,KATOのはそれもなく,単にキャブ側からボディを少し広げて上に持ち上げると分解できます。先輪部分が支点になりますので,ご注意ください。

また,テンダはいろいろ邪魔なので,ボディを外す前に連結を外しておきます。

kato C55-1.jpg やっぱり電球でした。

kato C55-2.jpg クリックすると拡大します

早速,電球を外し,φ3mmの電球色LEDに換装しました。詳細は ↑ の写真をご覧下さい。回路については,当方の記事をご参照ください。

基板はパターン面が下になるように取りつけられます。一部,パターンをはがして,910Ωのチップ抵抗をハンダ付けしています。暗い方がよい,と言う人は3.3kΩとか,抵抗値を大きくすればよいと思います。定電流Diを使う人もおられるかと思いますが,まだチップタイプの定電流Diは入手できませんし,また,明るさを一定にするものではないので,ご注意ください。LEDの明るさは電流に比例しますが,個々のLEDの特性で同じ電流値でも明るさが異なります。それどころか,中国製の安物のLEDだと同じLEDでも1個,1個明るさが違います。おまけに下手すると不良品で,点灯しないものもあります。

LEDの根元に保護用のシリコンDiをハンダ付けしました。向きはLEDと逆なのでご注意ください(シリコンDiはAK,LEDはAK)。このダイオードをつけなくても大丈夫,と言う話がありますが,運がよいだけです。つけていないと,後進したときにLEDの逆耐圧をオーバーし,壊れますので,ご注意ください。

この写真のように。模型に取りつける前に点灯テストをしてください。006Pの電池にワニ口クリップをつけています。

kato C55-3.jpg 明るい~~! 色もいい感じだと思います。

うまく行きました。もとのオリジナルの状態は電球のみで,ダイオードが入ってなくて,後進時も点灯しますが,LEDなので,前進時しか点灯しません。でも,これでよいと思います。また,明るさもこれじゃ明るすぎる,と言う人もおられると思いますが,私は明るい方が好きで,いつもこれくらいにしています。実物はウランガラスを使っていて,結構明るかったかもしれません。

kato C55-4.jpg いい感じです。

ナンバーは 41, 45, 50, 62とついており,41,62は豊岡,和田山です。45が宮崎,50が旭川のようです。メーカは50と62が汽車,それ以外は川車です。ということで,62号機にしました。やっぱり汽車会社のファンなので....(^^;)

明日は愚息と運転会をしませう。

 


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