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KATO 475系入線 [模型]

2010年7月11日の日記

KATOから出ている475系6両編成を買ってきました。地元の電車なのに,165系とかの湘南色の方がしっくりする感じで,どうにもこのローズピンクとクリームのツートンカラーというのはあまりパッとせず,模型も165系は持っているのに,肝腎の地元の電車の方は買っていませんでした。

模型の方は2003年2月の発売のようですが,あまり売れなかったのか,近所の模型屋さんが在庫処分をしていて,安く買えました。

箱を開けてびっくり。この説明書の「ゆのくに」は米原駅8番線を出て行くところですね。懐かし~~! 北陸の田舎からどこかへ行くときは必ず,米原駅で乗り換えだったのでよく覚えています。この駅の「そば」がまたうまいんですよね~。米原の「そば」はお勧めです。

「ゆのくに」は1974年7月20日の湖西線開業後も米原経由で残っていました。写真自体は60Hzの帯が写っているので,1975年以前の写真ですね。といって,実はこの帯は私は記憶がありません。かえって,この帯がある模型や写真はちょっと違和感があるのが正直なところです。

475-8.jpg米原駅8番線を発車する急行「ゆのくに」

急行型交直流電車は形式が複雑で,わかりにくいですが,最初の451,471系が1962年の登場で,それぞれ50Hz用と60Hz用です。1963年にはパワーアップ版の453系と65年には473系が登場します。いずれも同様に,50Hzと60Hz用です。111系と113系みたいな関係で,100kWのMT46ではパワー不足だったので,120kWのMT54を搭載しています。MT46はオールM前提だった101系用に開発されていますが,T車を入れるようになっては出力が不足だったようです。ただ,制御車は周波数やパワーは関係ないので,前の形式を踏襲し,後追いで,クハ451を名乗っています。このせいでややこしいんですよね。おまけに473系の方はたった1ユニットだけ製造されただけで,クハやサロは製造されていません。

1965年からは勾配抑速ブレーキ付の455,475系に移行します。さすがに制御車は抑速ブレーキがついた関係でマスコンが変わるので,クハ455となりましたが,475系のクハもクハ455です。

1969年になってようやく50,60Hz両用の457系が登場します。しかしクハは455のままです。

こういう次第で,非常に理解するのに苦労しますが,おまけに東北や北陸,九州など,各交流電化区間で,同じ周波数の各形式を混用していたため,1本の列車で形式がばらばらと言うことも珍しくなく,余計にややこしくなっています。

さて,KATOの475系の方は,長い間の定番商品で,それこそNゲージの草創期からの商品ですが,今まで買ったことがなく,この際に買っておこうと思いました。

古い商品なので,前照灯は電球だと思っていましたが,レールに載せててびっくり。いつの間にか,LEDに変わっています。でも,オレンジ色です....orz。以前,165系4両編成を買いましたが,同様にオレンジ色だったので,換装しています。記事はこちらです。

475-1'.jpg オリジナルの前照灯

デジカメ写真ではほとんど黄色に見えて,そんなに違和感ないように写っていますが,肉眼ではもっと赤っぽく,オレンジ色です。ちょっとオレンジ色は違和感ありまくり,なので電球色LEDに変更します。

475-2.jpgここまでバラさないといけません。

KATOの電車は屋根からバラさないとライトユニットが外せません。結局,全部バラバラになるくらいまで分解します。

475-3.jpg 前照灯ユニット。

475-4.jpg オリジナル基板。電流制限抵抗は270Ωです。

基板は電球使用のものとほとんど変わらない感じですが,片面ベーク基板なので,非常に改造しやすいのがいいところです。

475-6.jpg   475-5.jpg 電流制限抵抗を1kΩに変更

     上側                    下側

前照灯を電球色LEDにし,尾灯は最初,もとのままとしました。電球色LEDは輝度が高く,もとの電流制限抵抗のままでは明るすぎるので,1kΩにしました。ただ,このままだと尾灯はもとのままなので暗くなってしまいます。と言う次第で,結局,尾灯の方も東芝の高輝度タイプに替えました。 

475-7.jpg  電球色LED化後

いい感じですね。いつも私はKATOの165系など,AU13クーラを搭載している模型は取り外してねずみ色1号で再塗装していますが,やっぱりこうすると効果抜群です。

475-9.jpg

6両基本編成のままだと急行「くずりゅう」ですね。でも,懐かし~~! やっぱ,サロやサハシがないのは寂しいので,増結を買ってこようかと考えています。

【おまけ‥‥‥実車の写真と音】

急行くずりゅう.jpg

急行「くずりゅう」の写真だとこんなんしか残っていません。末期は早朝,深夜の1往復だけでした。当時,連絡船や各地ローカル線の廃止など激動の時期で,「くずりゅう」はろくに撮っていませんでした。残念。そもそも,国鉄自体,廃止でしたからね.....。

急行くずりゅう.jpg

  最終日の急行「くずりゅう」(1985年3月13日)

最終日の202M 急行「くずりゅう」です。敦賀発車,田村~米原到着まで。残念ながらモハ474で録っていないので,交直切り替えはよくわかりません。それに,最終日だというのに,さよなら放送がなかったのが残念です。

くずりゅうs.jpg

   リバイバル「くずりゅう」(北陸本線姉川橋梁 2006年9月23日)。

1ヶ月前に切符を買いに行きましたが,"瞬殺" でした。乗れなかったので,遠征して鉄ちゃんしています。

直流化工事に際して,電柱をすべてコンクリート柱から耐候性鋼板を用いた鋼管柱に変わったので,茶色が非常に目立ちますね。やめてほしいです。せめて溶融亜鉛メッキ鋼板の鋼管柱にしてくれれば銀色で目立たないんですけどね。直流化工事は電車の新造も含め,こんなのまで地元負担だったようです。実は体よく,JR西日本は全部地元負担で電化設備の更新ができた,と言う次第です.....。こんなんだったら近くの九頭竜川へでも行けばよかった。

 


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