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アナログ音源のCD化 [パソコン]

2009年9月27日の日記

デジタル時代を迎え,あらゆるものがデジタル化されていきますね。となると,メディアの変換が必要になります。

写真については,学生時代から撮りためたネガやスライド総数300本あまりをjpegにしました。ヒマですね~~(^^;)。さすがに3年かかり,その間にフィルムスキャナを買い換えていますから2台使いました。

映像はVHSやレーザーディスクをDVD化し,とうとうLDプレーヤはこの前,粗大ゴミで捨ててしまいました。ビデオデッキは一応,保存用として1台残しました。余ったLDは一部,ヤフオクに出しました。

音源の方は当方,オーディオマニアでもあるので,レコードは今でも聴ける状況にしています。そのため,あまりレコードに関してはCD化をしていません。何より,ほとんどのものがCD化されてしまいましたからね。「こんなのCDにならへんやろ」というようなマイナーな録音もCDになってしまいましたしね。

という次第なのですが,それでもレコードは残してあります。特に,NAXOSのオバート・ソーンをはじめとして,初期のレコードから"板起こし" と称して,CD化したものが増えてきていますね。正直なところ,レコードじゃなくてマスターテープからCDにする方が当然,音はいいやろ,と考えていたのですが,NAXOSが出した,フェリアーとワルターのマーラー"大地の歌" の板起こしを聞いてひっくり返りました。ノイズもなく,音は生き生きとして,こんなに音がよいのなら,マスターからCD化した,ポリドールの正規盤よりいいと思いました。

ポピュラーでも,久保田早紀の後期3LP("見知らぬ人でなく","ネフェルティティ","夜の底は柔らかな幻")が最近,CD化されてびっくりしてしまいました。結構,苦労して中古LPを何とか手に入れて,自家製 "板起こし" でCDにして聞いていたんですがね....。彼女,"異邦人" 以外にはほとんど知られていないですが,ハスキーな歌声がとても好きでした。しかし,"エアメールスペシャル" で従来の民族音楽調からポップスに脱却し,旧来のファンがさすがに離れてしまい,当方もそうでしたが,結局,残りのアルバムを買いませんでした。後で探すと大変で,苦労しました。だから正規にソニーからCDがでたときはうれしかったですね。後期3枚もとてもいい曲ばかりです。

ということで,実は結構,板起こしをやっていましたが,さすがにカセットはCD化をしていませんでした。やっぱめんどくさ~~!というのが実情ですね。

ところが,最近,娘が習っているピアノの先生から,見本ということで先生の演奏したのカセットをいただきました。「今時,カセットというのもねぇ~~」という次第なのですが,カミさんに言われてカセットのCD化をやりました。ついでに,学生時代に録っておいた,鉄道の音もCD化しようと思います。

さて,実際にアナログ音源のものをCD化するのは次の手順です。

パソコンのLine In端子にカセットのLine Out端子から信号を入れます。レコードの場合は,イコライザアンプの出力をLine Out端子に入れますが,最近のレコードプレーヤだとイコライザアンプを内蔵しているものが多く,ダイレクトにLine Out端子につなげることと思います。

A/Dコンバータはパソコンのサウンドカード搭載のサウンドチップを使うわけですが,サンプリング周波数44.1kHz,分解能16ビットで,CDとまったく同じ規格で録音してくれますので,問題ありません。オーディオ専業のメーカからオーディオ用と称する,サウンドカードが発売されていますが,特に必要ないと思います。一応,当方もほしいとは思っているのですが....。パソコンの付属サウンドカード(今はマザーボードに搭載されているものがほとんどですね)は雑音を拾いやすく,ダメ,という人がいるのですが,実際にCDにしてみても悪いとは思いません。

カセットの場合は,当方は25年以上前に買った,ソニーのWM-D6Cを保存してあります。さすがに10年以上,スイッチを入れていないので動くかどうか不安でしたが,ちゃんと動きました。

WM-D6C-1.jpg

ソニーのWM-D6C。カセットはUCXです。なつかし~~ 

次は録音。Windows付属のサウンドレコーダは著作権保護のためか,60秒で録音が切れますので,まったく使い物になりません。

フリーウェアで長時間録音できるソフトが各種でていますので,これらを使います。当方が使っているのはLevRecというソフトですhttp://www.vector.co.jp/soft/winnt/art/se187372.html。シェアウェアなのですが,NOKEYと入力すると無料で使えます。なお,録音に際してはmp3やwmaなどの圧縮されたファイル形式でなく,wavを選んでください。もっとも,カーステなどでmp3再生可能なものも増えてきていますので,長時間演奏可能なmp3のCDを作る,という人はmp3でも結構です。

levrec.jpg

LevRecの画面。波形も出るので使いやすいです。

録音するときは,録音のプロパティを開いて,録音レベルを調整しておきます。wavだと96dBもダイナミックレンジがあるので,カセットやレコードだとせいぜい40~60dBという程度なので,ある程度いい加減でも十分です。といって,あまりレベルが低いと聞きにくくなるので,録音レベルは丁寧にあわせておきます。場合によっては編集ソフトで音量を変えられますけど。

さて,次は編集。曲の切れ目でwavファイルを分割したり,不要な部分を削除したり,場合によってはノイズやピッチ変更,イコライジングも必要になります。特に,曲ごとにファイルを作らないといけない(具体的にはwavファイルを1曲ごとに分割する)ので,何か編集ソフトが必須です。

sound engine.jpg

でもこれも大丈夫。フリーウェアで結構すごい機能を持ったものが入手できます。当方はSound Engine freeというのを友人から勧められて使っています。ご覧の通り最新版はFFTもついていますhttp://www.cycleof5th.com/products/soundengine/。非常に機能が多く,使いこなせないくらいで,とても便利なものです。

さて,こうやって1曲ずつwavファイルを作ったら,B's Recorderなんかの焼き焼きソフトで音楽CDを作ればできてしまいます。

CD.jpg

昔の鉄道音源をCD化しました。旧客の音を聞いていると心が癒されますね~~~!

カセットからパソコンに取り込んだ音をちょっと聞いてみて下さい。もとはカセットですが,ソニーのWM-D6CでドルビーCを使って録音していますので,ノイズも少なくいい音だと思います。もちろんステレオです。

1985年3月10日 福知山線経由724列車 鳥取発10:54→大阪着19:12着(すごっ!) 

DD51 1176
スハフ42 323
オハ47 2020(mic)
スハ43 171
ナハ10 2012
スハ42 94
オハフ33 428
マニ50 2250
マニ50 2053

1985年3月8日 山陰号(京都~出雲市)

昔は山陰号の他,紀勢線の"はやたま",長崎本線の"ながさき" など,夜行の普通列車が走っていました。10系寝台に乗ったのは後にも先にもこれ1回きりですが,いい思い出です。さすがに廃止間際だったので,マニアがたくさんいて,特に夜中にぞろぞろ寝台車をのぞきに来るのにはまいりました。余部は通過だったのですね。

山陰号.jpg

山陰号.jpg

京都にて。1985年3月15日。最終の上り列車をまだ留置していました。

3階建て急行 "紀州","かすが","平安" 名古屋駅発車

17-1.jpg

有名な3階建て急行。自動放送は何言ってんだか全くわかりませんけどね....。山陰号同様,1985年3月14日の60年ダイヤ改正で消滅しました。

 


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名無しさん

貴重な資料を公開くださりありがとうございます。
by 名無しさん (2009-12-29 09:40) 

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