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シリコンディスク(SSD)導入 [パソコン]

2009年3月末の日記

とうとう'08年度も終わりですね。仕事は3人分を1人でやっているような感じでものすごく忙しかったです。年度替わりでようやく仕事から少し解放されるかとホッと一安心しているところです。

ということがわかったのか,PCが具合が悪いです。どうにも年明け頃から起動後も相当長時間,カラカラとHDDが回りっぱなしで,いつまで経っても止まりません。ようやく5分以上立ってから静止する始末で,どうも怪しい。デフラグやディスクチェックをやってみても変わりません。

3月に,お世話になっているシステムエンジニアの方に聞いてみますと,「タスクマネージャを開いて,CPUの負荷率がほとんどないのにいつまでもHDDが回っているとHDDの不具合の可能性が高い」とのこと。おっしゃるとおりで,起動直後にタスクマネージャを起動して観察していてもCPU率は5%程度です。その間もカラカラとHDDが動いています。そのうち,インターネットに接続できなくなったり,TVチューナーボードのチャンネル設定が初期化されてしまったり,不具合がどんどん出てきます。いよいよやばそう.....。

HDDの寿命はだいたい5~6年だそうで,それもサーバ用の高級品の場合でしょうから,一般品だともっと短いかもしれません。

4年ほど前,某大手家電メーカ系(?)のHDDが相次いで2台,お亡くなりになって激怒した記憶があります。この会社,元はIBMで,IBMのHDDはPCメーカへのOEM専用で,BUFFALOなどの市販品には使われてなくて,自作マニアしか使えない,というのがちょっと優越感をくすぐって,しばらく使っていました。最初の自作PCはウェスタンデジタル製のを使いましたが,WDは流体軸受けの採用が遅くて,一時,「うるさい」との悪評が出て,2代目からはIBMを使っていました。大手家電メーカに買収されてからも3代目のPCでも使いました。

ところが,TVパソコンと称して,チューナボードをつけて,1日中パソコンをつけっぱなしにしていたりしたのがたったのか,1年ほどでお亡くなりになり,すぐにまた同社製のHDDに取り替えたら2ヶ月もしない間にまたお亡くなりになってしまい,頭きて分解してやりました。HDDはTORX(トルクス)と呼ばれる特殊ねじを使っていますが,ホームセンターでねじ回しを売っています。頭にきたので,証拠写真をさらしておきます。こんなになっちゃうんですね....こわっ!

HDD破損状況.jpg

本来ならきれいな銀盤のはずですが,土星の"カッシーニの間隙"みたいですね......。

という次第で,某大手家電メーカ系のHDDはクビにし,以後,シーゲイト製を愛用していました。今回のはまあ,’05年5月のDate Codeがありましたので,まあ,天寿(?)といえるかもしれません。

残念ながらchkdskでは詳しいことがわからないので,シーゲイトのサイトでSeaToolsという診断ソフトをダウンロードできるのでチェックしてみます。

が~~ん!やっぱり,最初のS.M.A.R.T.のチェックだけでブルー画面になってPCがハングアップしました。つい最近,買い換えたばかりのデータ用の500GBのHDDは全部のテストをパスしたので,やっぱこのC:ドライブのHDDは壊れているようです。

となってとうとう買い換え決定!TWOTOP大須店へ。いつも親切なのでTWOTOPさんを愛用させていただいています。

ところが,C:ドライブ用なのでそんなに大容量のものはいらないので(というより,当方のWindowsXPのディスクがSP1ですらない,最初のバージョンなので160GB未満にしておかないと危ないのです),80GBのものを探すとほぼ売り切れ。やはり私と同じく,C:ドライブは小容量にして,データ用に大容量の別のHDDを搭載する,という人がいるのでしょう。残っていたのは某大手家電メーカ系のものだけ。もちろん,    パス!  です。

ということで,多少やばいのを覚悟して250GBのものなんかを積んで,Windowsをインストールしようかと思いましたが,データ用に500GBのものがついていますし,こんなに大容量はいりません。ふとHDDの棚をみると,32GBのシリコンディスク(SSD)が7,780円です。80GBのHDDで,3,000円ちょっとという価格を考えると,2.5倍くらいの値段です。ただ,メモリだと機械的なところがないので丈夫そうだし,なにより速そう。

そういえば,最近職場でファンレス,HDDレスの組み込み型PCを使っていて,メモリにOSが乗っているPCを使っていますが,起動の速いのと何より,"無音"なのが気に入っています。ただ,どうにもコンパクトフラッシュタイプなのが原因なのか,どうにも書き込み時にHDDのような素早さがなく,ん?ってな感じで,ちょっと止まる遅さが気になっています。いったん,メモリに取り込んじゃえば普通のPCのように速いのですが,メモリの読み書きは意外に時間がかかるようです。

      DSCN1052.jpg

2.5"タイプなので,デスクトップPCには3.5"ベイ用アダプタが必要です。 ほんとに小さくて軽い!

今回のシリコンディスクはシリコンパワー社のもので,書き込み速度は95MB/sとあります(読み込みだと165MB/s)。これだと断然速そう。また壊れてHDDを買い直すことを考えると案外,SSDも安いか,と思ってとうとう買ってしまいました。

早速,OSのインストールとしたいところですが,何を血迷ったか,元のC:ドライブの環境移行を企てました。これは正直言ってやめた方がいいです。True Imageなどのバックアップソフトでドライブごとコピーをやれば無事にOKのはずですが,どうしてもOSが立ち上がらない。いろいろ調べてみますと,ブート領域のコピーがうまくいっていないらしく,Windowsの回復コンソールで,fixmbrを実行してみますがダメ。BIOSのウィルスチェックを外すとよい,というのも気づきましたが,今使っているGIGABYTEのマザボのBIOSにはそのようなチェック項目がありません。

結局,土曜の朝から始めて日曜の晩までかかってもまだ復旧していない,という次第でとうとう環境移行はあきらめて最初からWindowsをクリーンインストールすることにしました。

SSD format.jpg

 フォーマットはあっという間に終わってしまいます。 

やっぱ,こっちの方が速かったです。そもそもフォーマットにかかる時間はものの10秒ほど,というのに驚かされます。大容量のHDDだとひと晩かかりますからね。OSのインストールも20分ほどで終わりです。後はマザーボードの各種ドライバやWindows Update,ウィルスソフトやアプリケーションをインストールして....,ということで結局は半日くらいかかりますが,夕方には復旧しました。元のC:ドライブを外付けHDDにしてやればうっかり保存し忘れたデータを復旧できますし,案外簡単でした。SSDも下手に環境移行,なんて考えない方が良さそうです。

という次第で,無事に復旧してこうやってブログを書いています。やはりOSの起動が速い!HDDの時は2分半でしたが,今は1分強です。誰がみても速い,と思うはずです。ただ,CFをシステムに使ったファンレスのPCで思いましたが,ん?ってな具合で時折,ちょっと待たされる現象があり,これには違和感を覚えます。何か,書き込み,読み込みでちょっとウェイティングがかかる状況があるようです。

それにしても,システムディスクを数10GB程度の小容量のSSDか,HDDにし,データ用にどかんとでかいHDDを使う,というのは2代前のPCからやっていますが,やはり正解だと思います。ついでに,マイドキュメントも別付けHDDの方にしておけば,C:ドライブが障害になった時にデータを道連れにしてフォーマット,という事態を避けられますから。 

という次第で,無事にSSD移行完了。全くの無音になってしまいますので,カリカリ音が懐かしい今日この頃です。全くの無音だとかえって動作しているのかどうか,不安になってしまうんですよね。それにしてもシステム用にSSDを使うのは正解だと思います。ノートPCのみならず,デスクトップもいずれシステム用にSSD,データ用にHDDの2つのストレージを使うのが主流になるでしょう。

2009年4月2日 追記

やはりSSDで心配になるのは書き換え回数。仕事で世話になっている人に聞いてみたところ,書き換え回数は東芝のNAND型フラッシュメモリを使っているやつで10万回だそうで,書き換え回数だけならHDDの方が上のようです。まあ,実際にはHDDはメカ部分があるので,寿命という点ではSSDの方が長いように思います。

と言うことで極力書き換えは避けないといけないので,絶対にSSDはデフラグをするな,とのことでした。一応,通常のファイル書き換えなどだと書き換え回数が少なくなるよう,新しいところに書き込んで,もとの部分に上書きしないようにしたりして,内部で処理をするらしいですが,デフラグはそのまま書き換えるので一気に寿命が減る,とのことです。皆さん気をつけませう。

 

 


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