2015年12月12日の日記

つい3,4日前からパソコンにハードディスクが破損している,とメッセージが出るようになりました。今使っているのはWindows8.1ですが,7以降,ハードディスク破損時にこのようなメッセージが出るようです。

といってどうにもMicrosoftがいうことは信用できないので........(^^;), 改めて別のソフトで診断することにしました。

今使っているのは米SEAGATE社のHDDなので,Seatoolsという診断ソフトが使えます。別に同社製のものでなくても使えるので,HDDに問題が出たらこのソフトで診断してみるのが手です。

 他社のもチェックできます。

某国産大手家電メーカ製(最近,粉飾決算で問題になっているとこ)のはデータ用に使っています。Seatoolsでチェックしても問題ありませんでした。もう一方の某国産大手家電メーカ(粉飾決算してない方)のHDDは過去,何台も壊れたのでもう使いません。 

 

 "閉める" って何だよ~....(^^;)。 

すると,ショートテストすら "パース" できず(笑),ほかのテストでもエラーが出ます。詳細な診断結果もでますが,ハードディスクの専門家でないとよくわかりません。それに,考えてみるとどうもひと月くらい前から使用中に突然フリーズして1,2分,何とも動かなくなることがありました。そのときはセキュリティソフトが動いてるんだろう,というくらいにしか思っていませんでした。でも,Microsftの言ってることはどうも正しそうです......。 

という次第で,まだ,OSが起動する間にHDDの交換を考えます。

まあ,WindowsXPの頃はこんなメッセージは出ずに,ある日突然再起動をしたり,ブルー画面になってフリーズする,というのが常でしたから,こうなる前に手を打てるようになったのは進歩ですね~。

という次第で,新しいHDDを,と考えますが,私はデータ用とOS用でHDDを分けているので,C:ドライブ用なら128GBもあれば十分です。それに,HDDを交換すると言っても,データ用と分けてあれば時間的な損害をのぞけば損害はたいしたものじゃありません。C:ドライブにデータまで保管するとOSが立ち上がらなくなるともうデータの復旧はできなくなりますからね。外付けドライブにして何とかほかのPCで読み出してみる,ということが必要ですね。

んじゃ,やっぱSSDでしょ,という気がするのですが,私はSSDにはいい印象がありません。例のプチフリーズですね。仕事をしているとある瞬間,パタッとPCが止まり,しばらく何もできません。短いと数秒ですが,そのうち,1分くらいフリーズするようになります。

原因はNANDメモリが寿命があるため,極力書き換え回数を減らすべく,コントローラが空き場所を探しながら書き込むせいで,コントローラが追いつかなくなるとフリーズします。

これで頭にきて,以前,30GBのTranscend社製のSSDを使っていましたが,再びHDDに交換しました。

しかし,あれから3年たっていますし,プチフリについてもネットで調べてもそんなに出てこないようです。今じゃそんなに問題じゃないのかな~,という気がします。

実際,数年前までのSSDは台湾JMicron社のコントローラを使っていて,どうもそのコントローラのせいだったようです。

という次第で,今回はPLEXTORのM6Vを使いました。コントローラはMarvell社製のものです。 PLEXTORは何台か,DVD-Rドライブを使ってとてもよかったので今回もPLEXTORにしました。先日,10年近く使ったのが故障してバイバイしたところです。長い間,全く故障せず,ありがとうございました。

さて,買ってきて,早速C:ドライブを交換しますが,Windows8.1はイメージのバックアップをしてくれるので,それでやろうと思いました。普通ならそれで簡単のはずです。

ところがこれが大変。まず,ドライブのバックアップのやり方がわかりません。

ようやくコントロールパネルの中にあるのを見つけました。"ファイルの履歴とバックアップ" なんて変なタイトルのところです。

ようやくここをクリックすると次に保存するディスク(外付けドライブがいいのは言うまでもありません)に保存できます。

システムのバックアップはメインのメニューの中になく,左下に小さくあるだけです。 

次に,OSが起動しているとこのバックアップイメージを別のドライブに保存できないので,改めて修復ディスクを作っておく必要があります。

本来ならWindowsのシステムディスクでやってくれればよいのですが,残念なことに大部分の人がそうだと思いますけど,Windows8.1のユーザは最初から8.1だったわけじゃなく,大方の人は8をインストールして,後から8.1にアップグレードした人だと思います。

この場合,Windows8のシステムディスクで8.1に移行したシステムのリカバリはしてくれません。エラーが出て止まってしまいます。

これに気づくまでに1日かかってしまいました。 

しかたないので,修復ディスクで起動します。これ,リカバリディスクとでも言ってくれればいいのですが,回復ドライブというのがWindows8以降の正式名称のようです。7では回復ディスクと言っています。じゃ,ドライブとディスクで何が違うんだよ,という気がしますが,回復ドライブはUSBメモリにもインストールできるため,そう言っているようです。昔のようにCD-RやDVD-Rに焼く必要がなくなったから,ということらしいです。

回復ドライブ自体はコントロールパネル→システム→アクションセンター→回復と選択するとようやくメニューが出てきます。

USBメモリをスロットに挿入し,回復ドライブを作ります。なお,USBメモリ内のデータはすべて消えますのでご注意ください。

これでようやくOSを起動することができるようになります。件のUSBメモリをスロットに差したまま,PCを起動し,BIOSで起動する順番をそのUSBメモリに指定すればOSが起動します。

この後,トラブルシューティング→詳細オプション→イメージでシステムを回復と選択すれば,自動的に先ほどシステムのイメージを保管したドライブから回復してくれる.......はずなんですけどね~!!!

でもここで失敗。不思議なメッセージが出ます。

ファームウェアが異なるコンピューターにシステムイメージを復元することはできません。このシステムイメージはBIOSを使用するコンピューターで作成されましたが,このコンピュータはEFIを使用しています。

何じゃ,それ?

調べてみるとイメージを保存したドライブのプロパティがシステムのドライブと異なるためだそうで,管理ツールの記憶域の管理で修正することが必要だそうです。

で,何とかこれはクリアできたのですが.....。

なんと,今度は元のC:ドライブの容量より新しく買ったSSDの方が容量が小さいため,イメージを保存できませんだと!

元は500GBのHDDだったので128GBのSSDじゃコピーできないのは当たり前ですが,元のC:ドライブで使用している領域は50GBくらいだったので楽勝でコピーできると思っていたのが誤りでした。

仕方ないので,元のC:ドライブを再度,接続し,再び管理ツールの記憶域の管理を使って使用している領域を小さくしようとしましたが,これも最低小さくできるのは250GBくらいで,これでもイメージは128GBのSSDに収まりません。何で,実際の使用容量が50GBくらいなのに,縮小できるのが250GBくらいなのかわかりません......。 

結局,やはり新しいSSDにOSをインストールした方が断然早かったのでした。 

という次第で,さんざん,調べ回っていろんなことをやったりしたけど,結局はOSの新規インストールでした。いったい,何をやっていたんだろ。

専用のバックアップソフトで,以前仕事で使っていたAcronisのTrue Imageだと容量の小さなSSDにもシステムの移行ができるんじゃないかと考えて,後日,メーカに問い合わせてみたらできます,とのこと。ちゃんと実際の使用容量より少し小さいバックアップファイル(.tib)を作り,それからリカバリができると言うことでした。やはりWindowsの標準機能を使ってタダでリカバリしようと考えると手間と時間を食うだけのようです。最初からこれを使えばよかった。

でも,やはりSSDは快適。OSの起動は20秒ほどになりました。以前のHDDの時は1分以上かかりました。ネットブラウザも速いです。プチフリが出るかどうかわかりませんが,今のところは断然快適です。カリカリ言うシーク音もしないので静かでいいです。セキュリティソフトが必須になってから,どうにもHDDがカリカリと始終言っていますが,SSDはそういう音がしないので快適です。