男子用トイレ自動水栓の修理
2021年7月11日の日記
ちょっと今日は尾籠な話で恐縮です。
男子用の小便器の水が流れにくく,ボタンを押しても何度か押さないと出ないようになりました。
ボタン周辺から水が漏れたり,流れにくくなったり,止まらなくなったり,どうも男子用の小便器の水のトラブルは多いですよね。
こうなると困っちゃいますよね.....。
実はiruchanはこれで2回目で,同じ実家のトイレだし,ほかにはこんなことになったことはないので,どうも最初からあまり調子がよくない感じですけど,父が亡くなり,母が1人で暮らしているので,使っていないせい,ということもあるようです。使っていたら怖いよな.....
原因はバルブの故障。中を点検しないといけません。
トイレの水はボタンやレバーを押すとある一定時間だけ水が流れて自然に止まる,というシステムですが,機械的にはフラッシュバルブという仕組みです。
真鍮でできたケースの中にピストンバルブという,上下に動く栓があり,ボタンを押すとピストンバルブが上に動いて排水栓(便器側)が開いて水が流れますが,バルブに設けられた細孔から次第にバルブ上部の隙間にも水が溜まって,今度は逆に,次第にピストンバルブが下がって最後は排水栓を塞いで水が止まる,と言う構造です。
つまり,水が出ないというのはおそらく,このピストンバルブが動かなくなっていて上昇せず,排水栓が開かない,と言うのが原因だと思います。よくある,水が止まらない,というのはピストンバルブがきちんと一番下まで下がって排水栓を閉じないから,ですね。
とにかく,問題はこのピストンバルブにあるので,これを取り出して調べます。
まずは,トイレのフラッシュバルブはよく見るとマイナスねじの調整箇所が2つありますので,給水栓(水道管側)を止めて(右いっぱいに回す),今度はケースのフタを外します。
ちなみに手前側のねじはピストンバルブの上昇位置を変更して水が流れている時間を調整します。
本当はウォーターパイププライヤーがあればいいですが,iruchanは横着してモンキーで外しました。
そうするとピストンバルブが見えますが......。
そりゃそうですよね。真鍮の部品でぴったりはまっていなけりゃ,ちゃんと動作しないのはもちろん,水漏れの原因になりますからね.....。
と言う次第ではめ合いはかなりきついですから,垂直にまっすぐ引出さないと外れません。
iruchanは父が遺した変わったやっとこで引っ張り出しました。
案の定で,ピストンバルブ下部の3つのツノ状の部分が排水管にはまる格好になっているのですが,そこに緑青ができて,そのせいでうまくピストンバルブが上下に動かなかった状況のようです。
▲の写真は,ちょっとサンドペーパーで磨いちゃったあとの写真で申し訳ありません。先端部分に緑青ができて,ざらざらになっていました。
簡単にサンドペーパーで磨いて修理完了。もちろん,ピストンバルブ自体を交換してもよいですけどね。ホームセンターで売っているようです。
また,そのほか,▲の写真の四角い窓の部分に金属のメッシュがあり,フィルタになっているんですが,ここが目詰まりしても同じ現象になるようですので,時々,掃除が必要です。
水道屋さんに修理を頼むといくらかかるか,わかりませんが,手間賃が相当かかるはずですので,最低でも5,000円,実際には1万円以上かかるのではないでしょうか。無事に直ってよかったです。
2021-07-17 00:00
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