またまたnew PC! [パソコン]
2021年4月25日の日記
ちょうど1年前に新しく,パソコンを作ったばかりですが,年始からまた新しいパソコンを作っています。
きっかけはやはりコロナ!
皆さん,在宅勤務が増えて,新たにノートパソコン買ったとか,モニターを買ったとか,話をよく聞きますね。新聞やTVには,自分用の机まで特注して作った,と言う人の記事まで出ています。
iruchanは,昨年,CPUファンやケースのファンがない,ファンレスのPCを作ったばかりなんですが,やはりコロナのせいで,もう1台,パソコンが必要になり,年始から部品を集めて作っています。
でも,せっかく作るのだから,前作よりもう少し性能を向上させて,新しいパソコンにしたいと思っています。
前作はファンレスなので,残念ながら,CPUはあまり高性能のものは使えず,Celeron J4105オンボードCPUを使いました。
CPUはマザボ上に直付されていて,ユーザが交換できない代わり,巨大なアルミ製のヒートシンクが乗っかっていて,CPUファンが不要になっています。これでC:ドライブにSSDを使うと完全に回転する部分のないPCができます。
これ,仕事で何台もiruchanは使っているのですが,とにかく静かなのが最大のメリット
何の音もせず,静かにWindowsが起動するのは感動ものです。
と言う次第で,ようやく自作してファンレスのPCを作って満足していました。
ただ,やはり性能が低めで,いくつか問題が出ました。
困ったのはブルーレイが再生できないこと。
まあ,再生ソフトにもよるようですが,最初はPower DVDで再生できていましたが,例のコピーガード用のAACSキーが更新されて,再生できなくなってしまいました。使っていたPower DVDは12と言うこともあり,古いソフトの場合,更新回数が決められているらしく,何回目か以降はソフトを更新しないとBD再生ができなくなるようです。そこで,CorelのWinDVDにしたんですけど,まったく再生できません.....
残念ながら,グラフィックに高性能なものが必要で,Intel Core プロセッサ ファミリーのインテグレーテッド グラフィックスが必要,と書いてありますので,前作ではBDの再生ができないようです。
それに,Microsoft officeを使っていたり,普通に仕事をする分には問題ないんですが,ネットブラウジングも少し遅い感じです。
まあ,タスクマネージャを見ていると,Chromeはどうも非常に重いんですね.....CPU使用率が50%くらいになったりして,これはちょっと厳しい感じです。
と言う次第で,新作はCPUはインテルのi3 10100にしました。10100Fだとグラフィックなしで,その分,1,000円ほど安いんですが,別途,グラボが必要です。今回,コンパクトなPCにしたいので,グラフィックつきにします。最新の第10世代CPUで,ソケットはLGA1200です。さすがに,マザボは前作同様,mini-ITXにするので,それほど大きなファンをつけられないし,i5やi7も使えるマザボですが,お金がないのでi3にします......orz。
と言うことでマザボはmini-ITXにして,結局,AsusのPRIME B460I-PLUS/CSMにしました。もう少し安い,BIOSTARのZ490GTNにしようか迷ったのですが,前者はチップセットがB460で,Z490の上位機種なので,こちらにしました。それに,やっぱ信頼のAsusブランドですね~~~。久しぶりにASUSのマザボを使います。日本語マニュアルも付属しているし,安心です。
本当言うと,VGA出力のついたものにしたかったのですが,さすがにmini-ITXではVGAまでついているものは少ないです。ASUSもHDMI出力とディスプレイ出力のみです。まあ,今のモニタはDVIは使えるので,しばらくはHDMI⇒DVI変換ケーブルを使います。
メモリはDDR4-2666 8GBにします。残念ながら Samsungですけど.....。クソっ。
次はケース。
前回,非常に小さいアルミダイカストケースをAli Expressで買いましたが,今回も同じです。ただ,同じケース,と言うのも気が進まないので,縦置きタイプにしました。同じケースをamazonで,7,500円で売っていますが,Aliで$35でした。でも,amazonだとすぐに届きますが,これは3週間かかりました。
と言う次第で,ケースがようやく2月に届いたので,製作に取りかかります。
着いてみるとパネルも厚いし,ヘアライン加工がきれいで,なかなか高級感あふれるいいケースでした。これで〒なしで$35なんだから驚き! 中国恐るべし!
問題は電源とファン。
mini-ITXなので,ATX電源で十分ですけど,さすがに今回もケースが小さいので,電源ユニットが入りません。ACアダプタを使って,DC12V入力で使います。
この場合,マザボのATX電源ソケットにDC12V入力の電源ユニットを挿して使います。
まあ,1年しか経っていないし,前回と同じものを買いました.....でも,これでドはまりでした。
なんと,CPUの電源ソケットが8ピンになっているではないですか!! ありゃ?
驚いて調べてみると,ATX12V version 2.4対応の電源が必要で,従来の4ピンソケットから8ピンに変わっています。
まあ,実を言うと,従来の4ピンプラグを所定の位置に差せば,使えるらしいのですが.....。
こういうことでそのまま4ピンプラグを差して起動しても画面は真っ暗.....。
しかたないので,EATX12V用の変換ケーブルをまたamazonで買ってやってみますがダメ。
う~~ん,あと考えられるのはACアダプタの容量不足か,電源ユニットの不良。
といって,この12Vの電源ユニットは秋葉では手に入らないようです。まだ,mini-ITXでパソコン作る,と言う人は少ないようです。そもそも正式な名前すらないようで,一応,amazonやAliではpico BOX ATX ITX psuとかなんとか書いてあります。
一応,電源を疑って,まずはマザボに挿さずに点検します。
24ピンのATX電源ソケットの#15と#16ピンをショートすると電源が起動しますのでテスターで12Vと5Vの出力電圧を見てみますと正常。どうも電源ユニットは故障していないようです。
とりあえず,次にやってみるのはACアダプタの交換。
前回,CORSELの非常に小さな4A出力の電源ユニットを使って自作しているので,それを使ってみたのですが,容量が4Aと言うこともあり,少し小さいのかもしれません。
おそらく,CPUは起動時に電源ユニットが正常に起動するかどうか確認してから起動するはずで,上記のピンはCPUが制御するようになっているはずです。まずは,CPUがこの2つのピンをショートして電圧を確認し,それから数秒間,数A流すようにチェックしてみて,電圧変動やリップルなどの計測をして正常ならCPUが正規に起動する,と言う手順になっていますから,このチェックで不合格となっているのだ,と予想できます。
そこで,結局,ACアダプタも買ってしまいました。あまりこんなの買いたくないんですけどね.....。ノートPC用のが使えないか,と思っても,ノートPCは19V入力のものが多く,12Vじゃないので使えません。
と言うことでまたamazonというのも癪なので,秋葉の千石電商で12V 5AのACアダプタが1,500円だったのでゲト。
プラグは内径2.1mmのものなので,プラグかソケットを交換する必要がありますけどね。
でも......。
電源ユニット付属のDC12Vのソケットは外径こそ同じ5.5mmですが,内径は2.5mmのもの。千石のに限らず,たいていの12VのACアダプタは内径2.1mmのものが多くてはまりません。
この場合,プラグを交換してもソケットを交換してもよいのですが,iruchanはソケットを交換して使いました。
次はCPUファン。
今回,i3 10100はインテルのリテール品を買ったのですけど......嫌な予感がしてましたが,やはりファンが大きすぎてケースに収まりません。
まあ,最近はPCの部品屋さんも非常に少なくなってしまい,バルクのCPUをほとんど扱っていないので,リテール品を買うのはしかたないですが,おまけでついているファンはやはりよくない。大きいし,うるさい,というのは昔からですね.....。
結局,iruchanも毎回,別にCPUファンを買うことが多いんですけど,今回も背の低いファンに買い換えました。
買ったのは,アイネックス薄型CPUクーラー CC-01というもの。CPU取付面からてっぺんまで32mmですので低いです。インテルもこういうファンをつけて売ってほしいです。LGA115x用とうたっていますが,LGA1200はファンのサイズは変わっていないので,互換性があります。おまけに,CPUの取付部のみ,熱伝導率がアルミの倍近い銅を使っていたり,非常によいファンです。インテルのファンはアルミ単体ですしね。
HDDは2台つけられます。C:ドライブはお気に入りのPLEXTORのSSDにしました。
ようやくこれで電源をonにするとCPUファンが回り始めて無事にBIOSが起動しました。
あとは前回と同じく,MicrosoftのサイトからWindows10のイメージをダウンロードし,USBメモリにコピーしてそこから起動すれば,ものの10分もしない間にWindows10がインストールできます。まあ,便利な時代になったものだな~~~ 昔はWindowsのインストールは半日がかりでしたね.....。
あとは必要なアプリケーション入れて,メールの設定をして終わり,です。
一応,使用した部品と価格を書いておきます。
CPU インテル i3 10100 12,958円
ファン アイネックス CC-01 1,273円
マザボ ASUS PRIME B460I-PLUS/CSM 12,980円
メモリ SAMSUNG M378A1K43DB2-CTD 4,488円
電源 zmart pico BOX ATX ITX psu 2,000円
SSD plextor PX-256M8VC 4,928円
ケース RGEEK Mini ITX Case $35
合計で4万円ほどです。買ったのはamazonとパソコン工房です。必ずしもamazonが一番安い,と言うわけじゃないので要注意です。
☆ ☆ ☆
できあがってみて驚いたのはスピード! まさに激速って感じでびっくり。
会社で使っている,i7のPCより速いと思えるくらいで,Chromeも非常に速いです。実際には,ベンチマークの結果を見るとi7はi3の倍くらい速いのですが,実感として,i3でも非常に速いです。C:ドライブにSSDを使ったこともあるでしょう。BDも再生できますし,なかなかのもの。3D CADも快適です。
その代わり,ファンがついちゃったので,AsusのBIOSで静音モードにしておけば,一応,静かにしていますけど,夜寝るときは気になります.....orz。夜中にradikoolなんかのソフトでラジオ録音することが多いので,ちょっと困ります。
もうひとつ,気になるのはLED
この中国製のケースは電源のパイロットランプに赤,HDDアクセスランプに青を使っています。
どうにもiruchanは青色LEDというのは気に入らないし,赤も,こちらで指摘しましたけど,中国製のLEDはどうにもオレンジっぽくて気に入らない。大体,オレンジって色も大嫌いなんですよね~~~。調べてみると,中国製の赤LEDは波長が短く,東芝などの国産だと波長は700nmくらいなのに,中国製は620~650nmくらいと短いです。これじゃ,オレンジっぽくなるのは当たり前
中国の人はこの色を赤と思うのでしょうか.....
それに,青色LEDは輝度が高すぎるし,中国製の機械に多いですけど,真空管アンプなんかにも青を使ったりして,はっきり言って,趣味が悪いです。MJの金田さんも青好きだな~~。
それに,このPC,マザボは信頼性の高いAsus製だし,なかなか高性能だし,コンパクトなので,長く使えそう....。
と言うわけで,LEDも交換しちゃいました。
パイロットランプはiruchanは自作のアンプやラジオはピンクを使うことにしているので,それに交換します。なかなかおしゃれできれいです。HDDアクセスは今回,電球色(ウォームホワイト)にしてみました。
でも,今度は電球色のLEDが明るすぎ! シャシーの放熱穴から光が漏れてくる始末......。今度,やっぱ電流を下げてみますっていうことで,抵抗(10kΩ)を挿入してあとで少し輝度を下げてみました。
アナ雪2のBDも見られます
ついでに,とうとう,モニターも買い換えることにしました。
今まで,ソニーのSDM-X73を使っていましたけど,さすがにアナログVGAもこのPCでは接続できないので,買い換えることにしました。2007年頃の発売なので,もう15年近く使っています。DVI接続もできるモニターでしたけど,CPRMに対応していないので,地デジDVDやブルーレイはDVI接続では見られませんので。内緒ですけど,VGA接続するとCPRM非対応のモニターでも見られます。
買ったのは長年憧れていた,EIZOのEV-2360WT。16:10の1920ドット:1200ドット表示のWUXGAモニターです。
16:9だと縦は1080ドットですけど,これは少し縦に広く,仕事をするには便利です。A4用紙2枚を横に2枚並べてちょうどよい大きさで表示でき,楽です。1080ドットだとちょっとA4を表示するには厳しくて,少しずつスクロールさせないと見られないのでイライラしますが,16:10だと見やすいです。
もちろん,CPRM対応なのでブルーレイも見られます。PCもブルーレイ再生ができる能力がありますしね。
これでアナと雪の女王2のブルーレイが見られます.....
☆ ☆ ☆
2021年5月5日追記
嫁はんがモニターカバーを作ってくれました
この机でiruchanははんだづけしたりするので,モニターの表面にハンダが飛んで表面が傷まないよう,カバーを掛けています。
2021-04-26 00:00
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