SSブログ

ウクライナから愛をこめて.....ロシア製真空管について [オーディオ]

2017年12月10日の日記

tubes from Ukraine.jpg ウクライナから届きました。切手が珍し~。

前回に引き続いて,今度はウクライナからじゃなかった,が届きました......。

ロシア製の真空管は,冷戦の結果,1991年末にソ連邦の崩壊に伴って,それまでは西側には流出することがなかったのに,安価な真空管として販売されるようになりました。すでにその頃には欧米製の真空管は底を尽きつつあり,音のよいオーディオ用の真空管はきわめて高価になりつつあったので,一頃はずいぶんともてはやされました。SOVTEKの58816L6WXT)なんかはiruchanも何本も集めてあります。当時,1本500円くらいだった記憶があります。ただ,おそらくロシアの人件費が上がったのでしょうけど,最近はとても高くなっていますね~。

それに,旧ソ連製の真空管というのは安価なだけじゃなく,意外にも(?)とても信頼性が高く,実際,使用してみてもあとから登場した同じ共産圏の中国製の真空管なんかよりもずっと高性能で安定していて信頼性も高いので,iruchanもとてもよいと思っています。中国製の2A3なんか,規格表どおりの出力が出ず,一時は不良品として評判が悪かったし,実際,特性曲線を描かせてみるとでたらめ,と言う記事が出ていたりしました。今は改良されたようですけど。

もっとも,旧ソ連製の真空管というのはソ連邦の崩壊以前から密かに流通していて,5U4G5AR4など,RCAなどの箱に入っていても,明らかに本来のRCAの球ではない真空管が80年代初頭には流通していました。箱はRCAの赤い箱に入っているのに,妙に真空管は出来がよくてきれいすぎ,オリジナルのRCAに比べると新しすぎる,という感じでした。とはいえ,店ではソ連製と言うことでは売られていなかったし,あくまでもRCAということで売られていたと思います。まあ,おそらく,真空管はほとんどが軍用だったのですが,ソ連邦の崩壊が近くなって軍の規律が乱れて横流しする業者がいたのでしょう。こういう次第で,ソ連製の真空管が西側に流出していたのだと思います。

ソ連製の真空管というと6C33Cが有名で(本当はCはキリル文字で,ラテン文字はSですから,6S33Sというのが正しいと思いますけど),これだけは80年代には日本でも販売されるようになり,森川忠勇氏がMJ誌にアンプの製作記事を発表されたりしています。

この球,函館空港に強硬着陸したミグ25に使われていた,との噂がありますね.....。

当時,時代遅れだとか,あるいは逆に,核爆発に伴う電磁波バーストにも真空管なら耐えられるので,逆に米国の技術より進んでいるのだとか,いろいろ議論がありました。

まあ,iruchanも一応,engineer(changineerと言う話もありますけど.....)なのでわかりますが,確かに最近のICは内部の線幅が数百nmという狭い幅だし,半導体の構造もC-MOSで,ほとんど電流は流れませんから1個,放射線が線路を横切っただけで論理が反転し,ICが誤動作することも考えられますが,まさか,旧ソ連も真空管でデジタル回路をやっていたわけじゃあるまいし,単にジャイロなどの制御装置のレギュレータなど,電気的な回路で使っていただけでしょうから関係ないと思います。

当時,小学生だったiruchanも,このベレンコ中尉(もう,おぼえている人はいないだろ~な~。彼は今ごろ,どこでど~してるのか)亡命事件はリアルタイムで経験したのでよくおぼえてますけど.....。戦闘機に真空管なんて驚いた記憶があります。

もっとも,西側でも軍用の機械に後々まで真空管が使われていたのは不思議なことではなく,先日も江田島の旧海軍兵学校を見学したときに,自衛隊の資料室があり,ミサイルの中身が展示されていて中を見ることができましたが,6J6なんかのMT管が見えました。6080などのレギュレータ管が使われていることも多いのですが,ひょっとして6S19Pもこれだけ大量に残っていることはこの球はミサイル用だったのかという気がしていますけど......。

まあ,北朝鮮の核開発に伴って再び電磁波バーストなんてことが話題になってますので,昔のことを思い出しました。

ソ連崩壊後は,旧ソ連製の真空管も大手を振って西側でも販売されるようになり,特にギターアンプなどで大量の真空管の需要があるので,旧ソ連の真空管製造工場も外貨稼ぎのため,引き続いて真空管が製造されるようになって我々オーディオマニアも真空管が消えることなく手に入るのはとてもありがたいことだと思います。

さて,前回,6S19Pを買った話をしましたが,今回,まとめて発注しました。残念ながら,例によって頭のはげていない6S19Pというのはやはり珍しく,入手できても中古しかないようで,今回も数本,中古が手に入っただけです。

前回,6S19Pは旧スヴェトラーナ工場製が一番,と書きましたが,どうにもスヴェトラーナという名前のついた真空管にはおかしな話があります。実は,今もSvetlanaという真空管のブランドはあるのですが,その真空管はサンクトペテルブルクにあるSvetlana工場製ではない,らしいのです。

iruchanもこの話は知っていたし,何か,もめているらしいということは聞いていたのですが,いったいど~ゆ~こと? という気がしますので,詳しく調べてみました。

米オーディオ雑誌Stereophileに経緯が出ていました。

旧ソ連のサンクトペテルブルク(もちろん,ソ連時代はレニングラードですけどね)にあったSvetlana Plantはソ連邦崩壊後,1992年からJSC Svetlana社により経営されていますが,輸出および販売は米アラバマ州にあったSvetlana Electron Distributors(SED)社が行っていました。

問題はこの会社が2000年に倒産してしまったことにあるようです。

そのため,それまで使っていた,Svetlanaのブランドは,ライバルのNew Sensor Corporationが買収し,それまで同社はロシアのサラトフにあるXpo-pul工場製の球を売っていたので,それにSvetlanaのブランドをつけて販売するようになりました。

まあ,このあたりよくある話で,iruchanの子供の頃も有名な海外製の軟膏○○○○○○ムを日本で製造販売していた会社が倒産し,そのブランドが大手の製薬会社に買収されたのをおぼえています。倒産した会社は復活後,もう昔の名前は使えないので,○○○○ムで同じものを売っているのはよく知られていますね.....。

判官びいきのiruchanはその軟膏はいつも,短い方の名前のものを買うことにしています......(^^;)。

で,真空管の方の問題は,製造している会社はつぶれていないのに,販売していた会社がつぶれてブランドを失ってしまったことにあります。

Svetlanaというのはロシアの典型的な女性の名前で,たとえば,スターリンの長女もSvetlanaです。彼女は父親の死後,アメリカに亡命していますね。実際,Svetlanaでググってみると,いっぱいきれいなねーちゃんの画像が出てきますけど........(^^;),別にきれいなねーちゃんの画像が見たいわけでなくてうそつけ,真空管のことが知りたいだけなんですけどね.....。でも,愛らしい名前でそれだけブランドとしての価値も高く,健全経営の製造会社としてはブランドを失ったことが腹が立つわけですね。

そこで,SED社がNew Sensorを訴えたのか,というと,これは逆で,New SensorがSED社を相手取って訴えたようです。

どうも,SED社が引き続いてSvetlanaのブランドで真空管を販売していたためのようです。実際,1997年にSED社がSvetlana Electron Devicesと,前回書いた,Winged Cマークを商標登録していたのに,経営不振で2001年にNew Sensorに売り渡しているのですが,その後もこれらのロゴを使って製造していたようです。一方で,製造元のJSC社がNew Sensorを訴えてもいます。ちなみにSvetlanaはロシア語ではСветланаと書きますので,Winged Cマークというのは本当はWinged Sマークというのが正しいんですけどね。

う~~ん,確かに商標権の立場から言えば,New Sensorの権利主張は当然という気がしますが,自分たちの会社がつぶれたわけじゃないのに,ブランドを失う,というのは正直言って納得できませんね。

また,New Sensorは最近,Xpo-pul工場製の球にTung-SolやMullardなど,過去の欧米の球のブランドをつけて販売しています。箱のデザインもまったく同じで,これはちょっとどうか.....と思っています。まあ,すでにこれらのブランドは消滅しているか,商標の登録をやめてしまえば(商標は分野がありますので,真空管関係の分野の登録をやめてしまったことも考えられます),問題ありませんし,正規に買い取っているのでしょう。でもなんか,釈然としません。自分のブランドを育てることも必要なのではないかとも思います。

Svetlanaの方は,結局,2003年に和解が成立し,New SensorがSvetlanaのブランドを独占使用し,Winged CマークをJSCが使う,と言うことになりました。一方で,New SensorはSvetlanaのロゴを一新し,現在使われているような,四角いゴシック体のSvetlanaとなっています。

というわけで,現在,Svetlanaというブランドで売られている真空管はサンクトペテルブルクにあるSvetlana工場製ではない,ということです。もし,旧Svetlana工場製の真空管を求める場合は今も昔もこのwinged Cマークのものを探すしかありません。

       ☆            ☆            ☆

旧ソ連製の真空管については,今回,6S19Pを買ったウクライナの球屋のオヤジに詳しく教えてもらいました。ちょっと英語が怪しくて,真空管のことをlampと書いてきたりしましたけど,英語圏以外では真空管のことをlampと書くことは多いです。ただ,どうもロシア語で真空管を意味する単語はradio lampに相当するらしいです。

6S19Pは旧ソ連ではサンクトペテルブルクのSvetlana工場のほか,ボルガ川沿いのウリヤノフスク市にあったUlyanov工場,カルーガ市にあったVoskhod工場製があります。この工場は現在も存在しているようです。ちなみにロシアにはハバロフスクとか,クラスノヤルスクとか,なんとかスクという町が多いですが,このスクというのは町,と言う意味らしいです。

どうも6S19PはUlyanov製が多いようで,eBayなどでもこの工場製のが多いようです。なお,この工場は現在は閉鎖されているようです。

旧ソ連は社会主義国なので真空管も国営工場が作っていましたが,各工場ごとに製造する真空管は違いがあるようで,Svetlana工場は送信管から受信管まで幅広い真空管を作っていたようです。Ulyanov工場もそんな感じですが,送信管はSvetlanaが作っていたようです。Voskhod工場は小さいようで,あまり多種の真空管を作っていないし,現存する真空管の数を見てもそれほど大きな工場ではないようです。

また,ウクライナでも真空管は製造されているのでは,と思っていましたし,確か,ウクライナにも大きな真空管製造工場があったはず,と思ったので聞いてみたのですが,すべて閉鎖されていて,そこから出た真空管を売っているんだ,とのことでした。残念。

今回,そのウクライナの球屋のオヤジに "頭のはげてない6S19Pはあるか?" と聞いてみたら調べてみる,と言うことだったので,5本入手することができました。

6S19P barium getter.jpg ゲッター付の6S19P
  
通常,6S19Pはジルコニウムゲッターを採用しているので,管頂部は透明なんですが,古い6S19Pは通常のMT管どおり,頭が銀色です。やはりこちらの方が自然な感じですね。左の3本はSvetlanaで,右の2本がUlyanov製です。Ulyanovは旧ロゴです。
 
6S19P getter.jpg 
 ゲッター部の拡大(上:ジルコニウム,下:バリウム)
 
管頂部が透明の6S19Pは円盤状の電極にジルコニウムが溶着され,これが管内の残存空気を吸着するので,管壁にゲッターを飛ばす必要はないので,頭がはげています。
 
一方,通常のMT管と同じバリウムを使っているものは普通,リングゲッターを採用していて,ドーナツの環のようになったところにバリウムが塗布されていて,加熱すると蒸気となって管壁に吸着されてゲッターの役割をします。このあたりは普通のMT管と同じですね~。 
 
一番古い6S19PだとI字型のゲッターを採用していて(よく,短冊形なんて言われる形状です),U型のサポートがついています。I型の部分にバリウムが付着しているそうですが,6S19PのI型ゲッターは持っていません。
 
I型のゲッターだと要らないところにまでゲッターが付着して,特にヒータに付着するとそいつが電子を放出してハムの原因になるためリングゲッターが考案されました。これだときれいにゲッターが飛んで,見た目もきれいです。
 
ところが,6S19Pのバリウムゲッタータイプのやつは6L6WXT5Z3などと同じく,UFOみたいな皿状のゲッターになっていて,へこんだ部分にバリウムが付着しています。旧ソ連やTESLAなど,東欧系の真空管に多い形状です。
 
それにしてもバリウムゲッターからなんでジルコニウムゲッターに変更したのか,と言うのが少し疑問なんですけど,レギュレータ用の球なので動作的に厳しく,より信頼性の高い物質に変更したのかもしれません。米国球などでも送信管はジルコニウムを使っていることが多いですよね。
  
今回,ゲットしたゲッターつきの6S19Pは,やはりdate codeがⅨ 64からⅣ 66ですので,1966年頃まではバリウムゲッターを採用し,管頂部にゲッターが飛んでいて,頭ははげていません。メーカはSvetlanaとUlyanovでした。ただ,Svetlanaは1966年にはジルコニウムゲッターに変わっているようですから,少しUlyanov工場とは時期が違うようです。ちなみにUlyanovはロシア語ではУльянаと書きますので,管壁に大きく,yと書かれているのがUlyanov製ですが,どうも70年代にロゴを変更し,漢字の "人" という字を3回重ねたようなロゴに変わっています。
 
6S19P Ulyanov-1.jpg 80年代のUlyanov製6S19P
 
Ulyanovはロゴが70年代に変わり,こちらは新ロゴです。元箱入りもあります。規格表がついているものもあります(というより,最初はちゃんと付属していたのに,ないものは捨てられたのでしょう)。
 
6S19P Ulyanov.jpg 青いはんこは軍の合格印のようです。
 
Date codeは87-10でした。89までのDate codeは確認しています。90年代には製造中止になったと思います。
 
それと,ロシアの軍用真空管は6С19П-Вなどのように,末尾に-B-BPと書かれたものがありますが,これらはラテン文字ではそれぞれ-V-VRになります。いずれもノーマルの球より頑丈に作られた高信頼管で,値段もこの順に高くなります。ほかには-ЕВ-EV)や-ИВ-IV)などもあるようですが,6S19Pの場合は-B-BPのみのようです(間違っているかもしれません)。

ちなみに,ロシア製の真空管はやはり1950年代から60年代のものが一番品質がよく,Vintage品とされていて,グリッドに金や銀を使っているので2000年代以降のものよりよい,と言うことでした。そういえば,6S19Pも60年代製は値段が高いです。ただ,50年代製は見たことがないので6S19Pは1960年以降の開発か,という気がしていますが。日本でもMT管の本格的な製造が始まったのは1950年以降のことです。


それから,6S19PはサンクトペテルブルクのSvetlana工場製で,OTKのマークがあるものが軍用で品質がよい,と書きましたが,そもそもOTKって何の略語,と思ってググってみても出てこないので,聞いてみると,OTKは "Отдел Технического Контроля" の略で,英語だと "Technical Control Department" とのことです。やはり軍が納品時に検査をして,合格した証のようです。実際,OTKマーク入りのものは高いようです。

それと,最後になりましたが,中国製の6S19Pというのも存在します。球には6C19と表記されているようです。

驚いたことに,ロシアの旧型6S19Pと同じ構造のようで,皿状のゲッターを採用し,バリウムゲッターを使っています。

と言うことで中国製の6S19Pは頭がはげていません。Ali expressなどで購入可能です。2A3などの製造元である曙光真空管工場(Shuguang)と異なり北京工場製のようで,80年代半ばの製造のようです。1本,$3~6くらいで買えるようです。頭のはげていない6S19Pをお求めの方は中国製を使ってみてください。といってiruchanはOTL用としてはちょっと不安があるのですけど....。面白半分で買ってみようかという気もしています。

       ☆            ☆            ☆

今回,ほかにも何本か真空管を買いました。

6J1P-EV(6AK5).jpg 6J1P

西欧の6AK5同等の6J1Pです。もちろん,WEの403Aと差し替えができます。70年代のVoskhod製ですが,珍しいようです。非常に内部の電極もきれいで,出来がとてもよい感じです。今作っているWEの真空管式DCプリ408Aを使っていますので,いずれヒータ電圧を変更して使ってみようかと思っています。

6J9P-E180F.jpg 6Ж9П6J9P

フレームグリッド構造の6J9Pです。欧州管のE180Fと同等です。少し特性は違いますが,404Aと同じペントードフレームグリッド管なのでいつか,アンプに使ってみたいと思います。gmは404Aが12.5mSなのに,こちらは16.5mSもあって,よりハイgmです。

6N3P ECC42, 2C51, 396A, 6385.jpg 6Н3П6N3P

2C51やWEの396Aの同等管です。双3極管なのでオーディオ用に適していて,今もヘッドホンアンプなんかで使われています。粗末な元箱に驚いちゃいますけど,旧共産圏の真空管ってこんな箱ですよね。

6S3P-EV 6С3П-ЕВ EC86 PC86 WE417A-1.jpg 6С3П-ЕВ6S3P-EV

WEの417A同等の6S3Pです。417Aはもちろん,電圧増幅管なんですけど,PPにして2W弱の出力が取れるので,パワーアンプの出力管としても使われます。小型でもWEの威光はやっぱ,すごいですね。

404Aなどと同じフレームグリッドを採用した近代管です。3極管だし音もよいらしいので,近いうちにPPのアンプを作ってやろうと思っています。本当は417Aで作りたいのですけど,417Aはもう,すごく高くなっちゃいましたね......。

なお,このロゴはサラトフのReflektor(Xpo-pul)工場のものです。現在も操業中で,SovtekやElectro Harmonixや,最近だとMullard,Tung-Solのブランドの球を製造しています。ソ連時代はこんな箱でした。

6N16B-V 6Н16Б-В.jpg 6Н16Б-В6N16B-V

米国の6111と同等の双3極のサブミニ管です。μ=20と中増幅管で,プリの出力に最適です。米国製はオールサブミニチュア真空管構成のDCプリアンプ(No.174 MJ '03.12号)で採用されていますが,iruchanもこの球で作ってみたいと考えています。

なお,これのハイμ版が6N17Bです。μは70もあります。▲のDCプリの初段に使われている6112の同等管です。

驚いたことに,eBayで, 6Н16Б-ВИРという球を売っているやつがいます。ラテン文字だと6N16B-VIRです。先ほどの話で,これは軍用の高信頼管なんですけど,最上級という感じで,宇宙船用らしいです。そういえば,ソユーズ宇宙船は現役最古の宇宙船ですが,長期にわたって使用されていることからもわかるとおり,信頼度は抜群です。iruchanは宇宙船の0系なんて思ってますけどね......(^^;)。

設計したのはコロリョフで,iruchanはとても尊敬しているんですけど,ソユーズ宇宙船は1960年代の開発なので,ひょっとしてその真空管はソユーズ用ではないでしょうか。

いずれもこれらの球は破格の安値で買えました。あまりに高価な球はせっかく入手できてももったいなくて使えない,と言うことがありますし,今後,これらのロシア球を使ってアンプを作りたいと思います。


nice!(3)  コメント(2) 

nice! 3

コメント 2

えふ

はじめして。
本記事も含め、いつも詳細な内容で思わずじっくりと読ませていただいています(^^;

当方も金田式アンプの愛好者で、最近ではNo.248無帰還型をWE403Aで製作し、現在は2台目を408Aで製作中です。電流伝送プリは過去数台製作してきましたが、やはり無帰還型が最高のように思います。

今後も参考にさせていただきたいと思いますので、記事を楽しみにしております。よろしくお願いします。
by えふ (2017-12-11 10:11) 

iruchan

どうもえふさん,いつもご覧いただきましてありがとうございます。

そうでしたか,無帰還型をお作りになったのですね。さすがですね。

残念ながら,iruchanはNo.170くらいで知識が止まっていて,電流伝送式はまったくちんぷんかんぷんです。Nutubeのプリアンプを作ろうかとあわててMJの4月,5月号をバックナンバーで注文したくらいです。

どうも無帰還型の方が音がよさそうですね。どうも大変貴重なお話をありがとうございました。
by iruchan (2017-12-11 15:18) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

Facebook コメント